企業が会いたくなる職務経歴書の書き方とは<後編> [転職コラムVol.101]
コンサルタント 種市選考対策(書類・面接)
2022年10月19日(水)
こんにちは リージョナルキャリア静岡(株式会社リンク・アンビション)キャリアコンサルタントの種市です。
前回(企業が会いたくなる職務経歴書の書き方とは<前編> [転職コラムVol.095])の続きです。
経歴を効果的に伝えることが重要と書きましたので、よりその詳細です。
誰に何をどのように、を書く
職務経歴の冒頭には「在籍期間」「会社名」「従業員数」の基本項目に加え、事業概要、資本金、直近の売上高など所属組織の概要を入れます。
これはあなたが活躍してきた舞台です。事業規模か大きいか小さいかでリーダー経験一つとっても、役割や働き方が違ってきますので必ず書き添えましょう。それを押さえた上で、「誰に」「何を」「どのように」を書きます。例えば自動車部品の営業をしていた人は「メーカーに」「自動車部品を」「新規開拓で」「年間〇万円」と書きます。
ただし異業種転職を目指すならば「目標達成率〇%」「〇ヶ月連続目標達成」など客観的にわかりやすく書く必要があります。経理であれば「10%のコスト削減に貢献」や「年次決算業務の効率化で処理期間を0.5か月短縮」、「〇億円規模の会社で課長として〇名の部下のマネジメント」など額や期間などの具体的な数字を入れます。
改めてですが「誰に」「何を」「どのように」最低限これが分かるようにまとめましょう。
スキルは接点、よりわかりやすく
経歴の次に応募先との接点を意識して書く事も重要です。
技術職の場合はテクニカルスキルを箇条書きにした方が分かりやすいです。
(引用:業界No.1エージェントが教える「転職メソッド」: 自己分析・企業分析・職務経歴書・履歴書・面接/小畑重和・川野晋太郎 著)
→技術職から技術職の場合は、仕事の内容で伝わる部分が多い。
目安は5~6項目、1行で簡潔に纏める。あまり長いと多くて読みづらい印象を与えます。
異業種となるとスキルセットはリセットされますが、それでも使用していたソフトや取得資格などは応募職種と関わらずとも評価される事もあるので優先順位をつけて記載していきましょう。
営業職の場合は、働き方や取り組みの肉付けも必要となります。
実績の要因となる、営業アプローチ方法や担当顧客数、マーケットでの立ち位置など、ポータブルスキルを絡めたアピールが必要です。箇条書きではなくエピソードで伝えた方が伝わりやすくなります。
しかしポータブルスキルは主観が入る為、書面で表現する事は難易度が高く、裏付けも無しに「積極性があります」などと表現してしまうとNGです。
積極性をアピールしたいのであれば、経験を振り返り積極性が身についた裏付けをしましょう。
残りは自己PRで補足
前回も触れたとおり、自己PRはあくまで補足・追加の情報です。
そもそも自己PRで書類選考の合否が判断されることはないので「自分なりに頑張った事」や「身に付けた力」とともに「その為次はこれをやりたい」という意欲を整合性をつけて示せれば充分です。書類選考を通すか悩んでいるところで自己PRが良かったためにギリギリ通過する事もありますので、肩の力を抜いて3~5行程度にまとめめましょう。
2回にわたって職務経歴書について書きましたがまとめです。
転職支援会社である当社は、数多くの職務経歴書を見てきており、書類選考を通過したポイント、逆になぜ通らなかったのか、ということも企業からフィードバックをもらっています。職務経歴書の添削も可能ですので、書き方に困ったり、書類選考の通過率上げたいという場合は、コンサルタントに相談してみましょう。
この記事を書いたキャリアコンサルタント
静岡県・愛知県に根差した転職支援を行う当社では、個別転職相談会を定期開催中です。
今後のキャリアについてのご相談はもちろん、転職をご希望される場合は求人のご紹介もさせていただいております。
また今回のような具体的な選考書類のアドバイスも可能です。
「転職」「キャリア」に関わること全方位からサポートさせていただければと存じます。
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