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【2025年9月更新】静岡県の最新雇用情勢|有効求人倍率は 1.05倍(対前月 -0.02 pt)

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静岡労働局から、2025年 7月 の静岡県内の雇用情勢について発表がありました。
静岡労働局では雇用情勢の概況について「県内の雇用情勢は、改善の動きに一段と弱さがみられる。引き続き、物価上昇等が雇用に与える影響に注意する必要がある。」としています。
詳しくお伝えします。

現在の静岡県内の雇用情勢概況

topics 求人倍率  ≫≫≫ 有効求人倍率:1.05 倍 (対前月 - 0.02 pt) ★54 か月連続で1倍台
有効求人数(季節調整値) ≫≫≫ 59,492 人(前月比 - 1.4 %) ★3か月連続の減少
有効求職者数(季節調整値) ≫≫≫  56,735 人(前月比 + 0.6 %) ★2か月ぶりの増加



 <有効求人倍率とは>
厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。

【算出方法】
有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)

【数字の見方】
倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある) 
 倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況) 
倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)

※景気動向指数としての側面があります。
労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」 
景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。

求人倍率


有効求人倍率(季節調整値)は 1.05 倍 /対前月 - 0.02 pt
新規求人倍率(季節調整値)は 1.94 倍 /対前月 - 0.01 pt

正社員の有効求人倍率(原数値)は 0.97 倍 /全国値( 1.00 倍 - 0.03 pt


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出典:静岡労働局「職業安定業務統計資料」



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求職の状況



新規求職者数は 10,480 人 / 対前年同月比 - 1.0 %
雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は 15,389人/ 対前年同月比 - 4.1 %
雇用保険受給者実人員は 15,013 人 / 対前年同月比 + 8.3 %

現在の日本国内の労働力調査

topics  就業者数  : 6850 万人(前年同月比 +55 万人)  36 か月連続の増加
 完全失業者数: 完全失業者数は 169 万人(前年同月比 -19 万人)  6 か月連続の減少
 完全失業率 : 完全失業率(季節調整値)は 2.3 %       前月に比べ -0.2 pt

 


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出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」




<完全失業率とは>
総務省が発表する統計値の一つで「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。 
数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。

【算出方法】
完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100 
※景気動向指数としての側面 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。