【富士市】いただきへの、はじまり。富士山に一番近い港「田子の浦」エリア
コンサルタント 溝口静岡県の暮らし・制度
2024年5月22日(水)
こんにちは リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンク・アンビション)コンサルタントの溝口です。
今回は、溝口家の近所にあり休日に頻繁に訪れる、子育て世代にもおススメのスポットを紹介します。
田子の浦にうちいでて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ
静岡県民にとって、百人一首といったらこの歌でしょう。
子供のころ、田子の浦に~と詠まれたら、この札だけはと必死に探したものですが、
2014年に朝日新聞が行ったアンケートでは、好きな百人一首の歌として堂々の1位を獲得。
静岡どころか全国でも人気なわけですから、、、そりゃ札も取れないわけですね。
そんな百人一首にも登場する「田子の浦」について、今回はご紹介したいと思います。
田子の浦は、富士市南部、駿河湾で最も入り組んだ場所にある田子の浦港とその一帯のことで、
私の家からは車で10分とかからない場所にあります。
潮風に吹かれながら味わう「生しらす丼」
田子の浦といえば、やはり「しらす」。
一艘曳きと呼ばれるこだわりの漁法で、漁を短時間で行ない、瞬時に大量の氷でしめてから、すぐに港へ戻るので
生食に適した透明なしらすが水揚げされるとのこと。農水省認定の地理的表示(GI)保護制度にも登録され、
田子の浦しらすはブランドとしても注目されています。
そして、漁期(3月下旬~翌年1月中旬)に合わせてオープンするのが、田子の浦港漁協食堂。今年は4月1日のオープンでした。
(筆者撮影)
メニューは、一番人気の「生しらす丼」の他、桜海老の漁期(春・秋)限定で登場する生しらす&生桜海老の「日本一丼」、
沖漬けにした生しらすに生卵が乗った「赤富士丼」、マグロ&釜揚げしらすの「紅白丼」などがあります。
この日いただいたのは、生しらすと釜揚げしらすの「ハーフ丼」。
価格は900円~1000円で味噌汁&富士市産の緑茶付き。
しらすの上にはショウガと葱、ここに卓上の醤油を回しかけてシンプルにいただきます。
生しらすは、甘くてぷりぷりで最高です。
そして、個人的なおすすめポイントとしてはこの開放感。
(筆者撮影)
屋根はあれど壁は無し。春~秋の晴れた日は特におすすめで、
潮風を感じながら食べると「しらす丼」が3段階くらい美味しく感じます。
屋根があって風が抜けるので、夏も涼しいです。
曜日や天候によって休漁日もありますが、そんな日でも前日急速冷凍された生しらすを味わうことができます。
漁協組合のホームページはほとんど毎朝更新されているので、行かれる日はぜひチェックしてみてください。
ちなみに、富士市内のスーパーには生しらすや生桜海老が並ぶことがあります。
漁協食堂ほどの鮮度とはいかないと思いますが、水揚港周辺ならではの魅力です。
漁網倉庫跡地にできたプロムナード(遊歩道)
漁協食堂から「田子の浦みなと公園」に向かう途中、プロムナードができていました。
今年のGWから漁網倉庫跡地を活用して設置されたようで、
田子の浦港と富士山が眺められる、ちょっとしたフォトスポット&休憩スペースになっています。
(筆者撮影)
ベンチには富士ヒノキを使用しているそう。
葛飾北斎の富岳三十六景で描かれる「東海道江尻田子の浦略図」
(筆者撮影)
春は暖かくなるたびに、富士山の雪が少しずつ解けていくのがわかります。
冬はまた「ザ富士山」という感じで絵になりそうですね。
静岡の方って自分のお気に入り富士山ビューポイントを持っていたりしますが、私も然り。
溝口的富嶽三十六景もそのうち公開できたらと思います。
360度のパノラマ。景色が贅沢なお気に入りの公園
(筆者撮影)
漁協食堂からプロムナードを経由して歩いても行けるのが、「ふじのくに田子の浦みなと公園」。
天気が良い日は、我が家がけっこうな頻度で遊びに行く公園です。
なんといってもこの公園の魅力は、その景色。
北に富士山、南に駿河湾、遊んでいてもご飯を食べていても、目に映る景色が気持ち良いのです。
右側に映る「ドラゴンタワー」の高さは富士山の100分の1(37.76メートル)。
螺旋階段を上ると、富士山はもちろん伊豆半島まで見渡すことができます。
田子の浦港から工場夜景越しの富士山もおすすめだとか。
(筆者撮影)
ボールも使える広々とした芝生エリア、スケボーやランニングバイクが楽しめるエリア、
遊具エリア、浜辺エリアと子供達が楽しめる要素はもちろん、東屋でお話しているお年寄りや、
海沿いの遊歩道を犬の散歩やジョギングなどで汗を流す方など、みなさん思い思いに楽しんでいます。
(筆者撮影)
冒頭で触れた百人一首の歌を読んだ石碑と、ディアナ号。
ディアナ号は江戸時代に富士市沖で遭難したロシアの軍艦で、地元の漁夫が乗組員を救助したそう。
市内には他にもロシアから友好の証に寄贈されたモニュメントなどがあります。
以上、私の家の近所にある「田子の浦」についてのご紹介でした。
<交通アクセス>
新幹線利用の場合:東海道新幹線「新富士駅」下車、車で約10分
東名高速道路利用の場合:富士ICから車で約10分
新東名高速道路利用の場合:新富士ICから車で約10分
富士市が発信するブランドメッセージ「いただきへの、はじまり 富士市」は、海抜0メートルから富士山までを市域に持つ
日本で唯一のまち=富士市をひと言で表現した言葉です。「いただき」は富士山、「はじまり」は駿河湾を表しており、
まちの恵みに感謝し、自分なりの「いただき」を見据えながら、足もとの「はじまり」を大切に、
一歩ずつ歩む市民が街中にあふれるように、という思いが込められています。
漁協食堂へも平日のお昼休みに天気が良いなと思って行ってきましたが、日常に溶け込む富士山や海の幸は、
静岡県で暮らし働く上での贅沢ではないでしょうか。この恵みに感謝しながら、仕事も頑張っていきたいと思います。
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この記事を書いたコンサルタント|溝口 拓
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