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【藤枝市】滞在型音楽制作スタジオ「Music inn Fujieda」
コンサルタント 池戸静岡県の暮らし・制度 2024年12月3日(火)
こんにちは、株式会社リンク・アンビションのキャリアコンサルタント 池戸です。
2024年6月にミュージシャンである後藤正文氏（Asian Kung-Fu Generation／島田市出身）が藤枝市にて、若手ミュージシャンを支援するNPO法人「アップルビネガー音楽支援機構」を設立。また同市の明治時代に建てられたお茶の倉庫（土蔵）を改装し滞在型音楽制作スタジオ「Music Inn Fujieda」を建設予定と発表されました。
このプロジェクトは藤枝市と旧市街地活性化に関する連結協定も結んでいて、市の新たな文化を育む拠点、地域振興の面でも注目されています。
プロジェクトの背景は、静岡新聞社や音楽メディアなど各種サイトを参照いただきたいですが、個人的に印象的だったのはこの取り組みに歴史や文化へのリスペクトを感じる点です。
例えば、スタジオに改装する土蔵は、それ特有の天井の高さがいい音でドラム録音することに適していることから選ばれています。また土蔵周辺は東海道の宿場町としてかつて栄えており、旅芸人が多く滞在しただろうといわれています。
そうした背景や必然性もあり、記者会見での後藤氏の「市のレガシー（遺産）やコモン（共有財産）となる」という発言にとても説得力を感じました。
スタジオと周辺の様子
改装予定の土蔵は市内を流れる瀬戸川からほど近く、旧市街地と言われる商店街の端に位置しています。
（改装予定の土蔵／筆者撮影）
この近くにはプロジェクトに関するインタビュー記事でも取り上げられていた「助宗食堂」があります（店主はClimb The Mindというバンドの元ドラマーとのこと）。土蔵から歩いて10分ほどの距離にある市内では珍しいあんかけスパゲッティのお店で、駐車場などは決して多くはない場所なんですがお昼時は満席になる人気店です。
（店舗外観／筆者撮影）
（人気メニューの「ミラカン」／筆者撮影）
周辺には喫茶店や散歩に最適な蓮華寺池公園などがあります。蓮華寺池公園内には野外音楽堂もあり、スタジオに滞在するミュージシャンが演奏し観客がお金を落とし製作費に充てる、といったいい流れが起きると面白そう。
（だだっ広い芝生エリアとコンパクトな客席がある野外音楽堂／筆者撮影）
自分が学生時代に通っていた場所に、その時イヤホンで聴いていたアーティストがスタジオを作ることがシンプルに楽しみです。またここでレコーディングされた音源はどんなものになるのかワクワクします。
静岡県はスポーツが盛んで弊社コラムでもサッカー、バスケットボールなどたびたび触れておりますが、こうしたカルチャーの面でもU・Iターンのきっかけの一つになるとうれしいです。
ちなみにこのプロジェクトはクラウドファンディングも実施中。
私はAmbient音源のリターンを選び支援しました。
ご興味ある方はぜひご覧ください。
クラウドファンディングのプロジェクトTOPページ
他有名アーティストのコメントもあり
（2024/12/03現在 募集終了まであと12日 目標金額達成）
また私は県内のメディア、映像編集、音響、映像撮影やエンタメ系企業も担当させていただいております。
U・Iターン含め転職を検討されている方はぜひご相談ください。
この記事を書いたキャリアコンサルタント｜池戸 岳（Ikedo Gaku）
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