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タミヤ、バンダイ、アオシマ… これが“日本最大級”の模型展!静岡ホビーショー参加レポート

こんにちは、リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンク・アンビション)コンサルタントの溝口です。


圧倒的なシェアと長い歴史から「プラモデルの聖地」と呼ばれる静岡市で、2025年5月14日(水)から18日(日)に開催された「第63回静岡ホビーショー」に参加してきました。
今回は会場の様子などを速報でお届けしたいと思います。

 
まちがプラモデルに?!静岡市プラモデル化計画の続報!タミヤ(TAMIYA)注目求人のご紹介あり
※静岡市がプラモデルの聖地、模型の世界首都と呼ばれるゆえんは、過去のコラムも併せてご覧ください。
詳しく知りたい方はこちら


静岡ホビーショーとは





静岡ホビーショーは、プラモデルや鉄道模型、RCモデルなど、日本が世界に誇る模型ブランドが一堂に会する日本最大級の模型展示会。

国内外のバイヤーとのビジネスマッチングと、大勢の来場者に模型の楽しさを伝えることが目的の大規模なイベントです。5月14日(水)・15日(木)は商談等がベースの「業者招待日」、16日(金)はプラモデル製作体験などが設けられた静岡県内の「小・中・高校生招待日」、17日(土)・18日(日)は作品展や即売会も実施される全ホビー愛好家に向けた「一般公開日」として、それぞれの来場者が満足できる設計になっています。

毎年来場者は5万人以上を誇りますが、今年は4月に一般公開日の予約受付が開始されると、わずか3日で定員の4万人に達したとのことで、ますます注目度が高まっています。


実際に参加してきました!




私が参加したのは5月15日(木)、業者招待日の2日目です。
会場であるツインメッセ静岡に到着すると、8か国語で書かれた真っ赤なウェルカムボードがお出迎え。
実際に展示ブースを見て回っても、英語や中国語など様々な言葉が飛び交っており、日本のプラモデルが
海外でファンを拡大していることがわかります。


受付を済ませて、さっそく会場へ。
北大展示場と南大展示場に入口が分かれているのですが、右へ行くか左へ行くか。
約100社のブース出展があり、どこから見て回るか迷ってしまいます。




(出典:静岡ホビーショー公式サイト館内マップより)


週末の一般公開日には、別フロアで模型ファンによるモデラーズクラブ合同作品展、屋外では自衛隊による本物の戦車や装甲車の展示、隣接する静岡市南部体育館ではRCカーフェスティバル、静岡駅南口のホビースクエアでは模型ファンによるフリマが開催されるなど、コンテンツが目白押しで、県外から泊りがけで参加する方がいるのもうなずけます。

今回は青島文化教材社さん、タミヤさん、BANDAI SPIRITSさんなど、弊社がキャリア採用をお手伝いしている企業が多数参加されている<北大展示場>をメインで回ることにしました。



平日の10時前ですが、既に賑わいを見せる会場内。
業者招待日のため各社のブース内には商談&打合せスペースが設けられ、出展企業と来場者のコミュニケーションが活発に行われていました。どちらの熱もかなり高いです。




青島文化教材社



手前に見えるのは青島文化教材社さんのブース。
人気のレーシングカー、バイク、戦艦、デコトラから、街で見かけるおなじみの乗用車やスクーターなど、本格的なものから、塗装や接着剤不要で子供や初心者におすすめの「楽プラ」も多数展示されていました。







​あの車も、あのバイクも、あのキャラクターもプラモデルとして再現されていて、テンションが上がります。
魅力的な商品は、こうやって企画され、版権元に交渉もしながら作られていくんですね。

青島文化教材社さんには、弊社を利用して転職された方が多数いらっしゃるのですが、ブースでは、マーケティング担当としてご入社された方とも再会することができました。あれから3年。こうした展示会や小学校でプラモデル教室の講師をすることもあるそうで、「とても楽しく働けている。転職して本当によかった。」と笑顔でお話されていたのが印象的でした。
 
「仕事は楽しいのが一番!諦めかけたエンタメ業界で、コンサルタントがポジションを発掘。」
弊社の転職支援サービスを通して、青島文化教材社へ転職を成功され、現在もイキイキとご活躍されている方へのインタビュー記事です。ぜひご覧ください。
インタビュー記事を読む




タミヤ



続いてタミヤさんのブースへ。



​​ひと際目を引くこちらは、「1/16RC戦車」シリーズの最新作。ドイツ主力戦車、LEOPARD2 A7V。
看板前ではデモンストレーションが行われていましたが、前後左右、砲塔、砲身など「そこまで動くの?」というくらいリアルに動き、サウンドも実車から収録したという徹底ぶり。
プラモデルもRCも戦車も詳しくなくて申し訳ないのですが、そんな私も格好良すぎることはわかります。
​テレビカメラなどメディアの取材も多く見かけました。



もはやこれはプラモデルなのか、と思ってしまうハイエンドレース用のF1シャーシ。
タミヤさんに限らず、プラモデルの設計や開発に携わる方は、実際の車の構造や部品なども熟知されているのではないかと感じます。





​タミヤさんのブースはとても広く、プラモデルやRCはもちろん、オリジナルの塗料や接着剤、ステッカーやお菓子などの物販コーナーも。こちらは、やまだいちさんとコラボしたお土産「安倍川もち」。
ちなみに、別の場所では静岡を代表する製菓メーカーの1社であるミホミさんとコラボした「ガンダムこっこ」なども販売されていました。

引き続き<北大展示場>のブースを見て回ります。




BANDAI SPIRITS








東京本社ですが、主な製造拠点を静岡市に置くBANDAI SPIRITSさん。
今夏、延床面積が約1万8087平方メートルとなる新工場が稼働予定です。
ガンプラの最高峰と呼ばれる「PERFCT GRADE UNLEASHED」や、骨格を組み立ててから外皮を被せていく「プラノサウルス」など、人気商品盛りだくさんで大盛況でした。



​​現在も木製模型専門メーカーとして根強い人気を誇るウッディージョーさん。



東京マルイさんのブースでは、エアソフトガンの試射も体験させていただきました。
反動をしっかりと感じ、この下はなかなかのへっぴり腰です。





プラモデルメーカーだけでなく、接着剤、塗料、ジオラマ素材などなど、奥が深い!
同じプラモデルでも作り方、楽しみ方はモデラーさんによって変わってくるんですね。
趣味としてのめり込んでしまう気持ちもわかります。

​​
会場の一画には、プラモデルの成型実演コーナーもありました。





展示されているパネルでは、企画からパッケージングまで一連の流れを知ることができ、射出成型機では、溶かしたプラスチックを金型に流し込み冷やし固める工程を見ることができます。
およそ20秒で1枚生成されるランナー(パーツを組み立てると恐竜になる)を記念にいただいてきました。

小中高生招待日では、こういった機械の実演や各社でプラモデルの製作体験などが行われ、
これからの世代に興味関心を持ってもらう取組みにも力を入れられていると感じました。

感想





こうして、初めての静岡ホビーショー参加が終了。
今回は業者招待日でメーカーとバイヤーの真剣なやり取りを見ることができましたが、ニュースやXで小中高校生招待日や一般公開日の様子を見るとまた違った熱狂や興奮があり、改めてホビー文化の素晴らしさを感じました。

日頃、キャリア採用のご支援をしている企業様もいらっしゃいましたが、そこで情熱を持って働かれている方の姿や想い、その方々が見ている模型ファンや子供達の熱気を感じ、他業界で転職を考えている方にも魅力を伝えたり、より一層良いマッチングができるように努めていきたいと思いました。

国内外で高い人気を誇るプラモデルやホビー製品を生み出すメーカーが集まる静岡県。
モノづくりの経験を活かして働きたい方はぜひご相談ください。

溝口 拓

この記事を書いたコンサルタント

溝口 拓

MIZOGUCHI TAKU

AREA:静岡

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