【藤枝市】朝から活動して志太系”朝ラーメン”を食べる
コンサルタント 池戸静岡県の暮らし・制度
2025年7月15日
こんにちは、株式会社リンク・アンビションのキャリアコンサルタント 池戸です。
いきなりですが、ご当地グルメって意外と地元のひとは食べないこと多いですよね?
自分にとっては藤枝の「朝ラーメン」がそれでした。
朝ラーメンの文化があることすらB級グルメブームの流れで知ったほどで、食べたことも一度や二度。お店まで足を運ぶ経験もありませんでした(そもそも朝から外に食べに行く発想がなかった)。
ただ、せっかく住んでいる土地なんだから面白いものを見つけようというマインドになり、いろんなお店を探ってみようと思い立ちました。

朝ラーメンとは?
Wikiを参照するとラーメン自体というより朝に食べる”習慣”をさすようです。
ラーメン自体の特徴は特に「志太系」と呼ばれるものは、
・朝から食べても胃が持たれないさっぱりとした味わい(脂肪の少ない魚介系の醬油ベースのスープ)
・「温」と「冷」2種類のラーメンをセットで食べる
などがありそう。連日暑い日が続くのでお店を開拓するにはいいタイミングなのかも。
問題は何時にいくかです。
朝6時や7時から営業開始するお店が多く、お昼まで営業している店もありますが、せっかくの朝ラーメンなら朝に食べたい。......ただ家には二歳児がいるので朝の時間は、支度でかなりバタバタしていてラーメンを食べにいける余裕はなさそうです。
悩んだ末の解は、”子どもを保育園に送り届けたあと弊社の朝礼までの時間で行く”という方法。地方での職住近接のよさですね。
マルナカ/藤枝市志太
まず最初は朝ラーメンの”発祥”とされる「マルナカ」さん。平日8時台でもかなり人が入っていて、出社前の会社員、夜勤明けっぽい方、若い女性グループなど属性もさまざま。地域に根付いていることが窺えました。

店舗外観
1919年創業、藤枝市の旧東海道沿いに立地している店舗です。静岡県藤枝市の独特なラーメン文化である、温かい「中華そば」と冷たい「冷やしラーメン」をセットで食べるスタイルの発祥とされていて、今回はそれに習って以下2つを注文しました。

中華そば(650円)

冷やしラーメン(750円)
鰹節ベースの醤油味の温、優しい甘さの冷の差がおもしろく、朝ですがするする食べられます。自家製の中太平打ちストレート麺はもちっとしており、これも温冷で触感が違って楽しい。さすがにお腹はパンパンになりましたが、温冷セットはとても満足感が高いです。
森下そば/藤枝市茶町
2軒目は藤枝市茶町にある「森下そば」さん。茶町はその名の通り、茶業に従事する人々が集まった町であることが由来。朝ラーメンの発祥経緯にもかなりぴったりなエリアです。

店舗外観
外観、内装ともにおしゃれな雰囲気。志太系らしい温冷のラーメンの提供はもちろん、珍しく塩ラーメンのメニューもあり。醤油よりすっきりとした甘みが特徴なんだとか。

冷やししょうゆラーメン(700円)
この日は冷たいしょうゆラーメンを注文。ガラスの丼に盛られて涼し気でいいです。朝ラーメンの特徴であるワサビもたっぷりと盛られています。もちもちの麺とマルナカと比べて醤油のパンチと甘味があるスープの相性がよく、朝でもするすると食べられます。
ラーメン以外にもこのお店は珈琲なども注文できるようで、朝食後の一服にいいですね。
「配られた手札で勝負する」
朝ラーメンのお店に行ってみようと思ったきっかけは、先日お会いした静岡県の企業の社長の言葉です。
「どの土地に住んでも配られた手札(その土地にあるもの)で勝負するしかない。であれば、持っている手札の魅力的なところを探して過ごす方が面白い」
社長自身、Uターンを経験され地元での生活をこのマインドで過ごされているようです。この考え方にとても共感し、自分も周りの良さを見つけてみようという気持ちの一環で、朝ラーメン店に足を運びました。
この社長の発言はUカーブ理論(文化適応理論)を背景として語られたものですが、UIターン転職で新しい職場、新しい土地での生活を送る上でも大切な考え方だと思います。
日々の忙しさの中でなかなか身近にある魅力的な部分に気づきにくいですが、そういったささやかなことを能動的にみつける姿勢を、生活でも仕事でも大事にしたいです。
この記事を書いたコンサルタント
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