【伊豆】2月に花見!?本州一の早咲き桜で春を先取る「河津桜まつり」
コンサルタント 溝口静岡県の暮らし・制度
2024年1月22日(月)
こんにちは、リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンク・アンビション)コンサルタントの溝口です。
寒い日が続いておりますが、今日は早くもお花見の話題。
というのも、1月にして静岡にはもう咲いている桜があるんです。
沖縄の桜と同じくらいの早さで静岡に春を告げる「河津桜」、そして毎年大勢の人で賑わう「河津桜まつり」。
河津桜まつりの開催を間近に控えた今回は、昨年の様子と今年開催予定のイベントもご紹介できればと思います。
本州一早く咲く、河津桜とは
静岡県を発祥とする河津桜(カワヅザクラ)は本州で最も早く桜の一つとして知られ、
その名の通り、伊豆の河津町(賀茂郡河津町)で発見された桜です。
ソメイヨシノのようにパっと咲いてパっと散る桜ではなく、伊豆の温暖な気候の中、開花から約1ヶ月を経て満開となり、つぼみや咲きはじめは濃いピンク色、満開時にはピンク色、その後はだんだんと色褪せていくといったように、
開花の過程を長くゆっくり楽しむことができます。
※冒頭の1月中旬に咲いた河津桜はさすがに気が早いもので(ソメイヨシノでもたまに見かけますよね)、
例年だと1月下旬から2月上旬に開花となります。
歴史としては、今から70年ほど前に、飯田さんという河津町の方がたまたま川の茂みに生えていた珍しいサクラの若木を見つけ、自宅の庭に定植して育て始めたのが始まりで、それから約10年後に初めて開花したそうです。
さらに約10年後に学術的に知られていない桜であったことが判明し、河津桜と命名されるようになったのだとか。
私だったら何も気づかずその茂みを通り過ぎるでしょうし、咲かない桜を10年も育てなかったでしょう。
それが今や「河津」の名を全国区にし、毎年100万人近い観光客を呼んでいるわけですから、すごい話です。
日頃思いを馳せる、地域貢献とはいかに。飯田さんに見つけてもらえて、本当に良かったです。笑
河津桜まつりの見どころ
ここからは昨年訪れたときの写真を交えながら、見どころを少しご紹介していきます。
◆ 河津桜原木
河津桜の原木は今でも飯田家の庭にあり名所の一つになっています。
その美しさが評判を呼び、町の方々が有志で増植を始め、今では町内に河津桜は8,000本あるそうです。
この原木は伊豆急河津駅からは徒歩13分、静岡方面から車で向かうと、
河津桜観光交流会館(河津桜まつり本部)の少し手前で遭遇します。車も少し混んでいたので車内から撮影。
◆ 河津川沿い
川沿いは峰大橋から海近くの浜橋まで約4kmのお花見ウォーキングコース。
両岸850本の桜が咲いている様子は圧巻。
かなり長い距離、桜のトンネルの下を歩いていくことができます。
河津駅周辺には「菜の花ロード」もあり、上下、ピンクと黄色のかわいい色合い。
河津駅から海に向かう約400mが特に多くの人で賑わい、出店も多く並んでいるので、
食べ歩きも楽しめるエリアです。
桜たい焼きは、桜の花びらのようなやさしい桜色をしたたい焼きです。外側はサクサク、
内側のもちっとした皮には、塩漬けにした桜の粉末が使われ、ふわっと香りが広がります。
中には甘さ控えめの粒あんがぎっしりと。他にも桜しるこ、桜うどん、桜ビールなど、
お花見ならではのグルメや、ご当地の干物の試食、定番の焼きそばやたこ焼きなども楽しめます。
お花見ウォーキングコースには無料の足湯もあり、のんびり休憩もできます。
そのまま歩いていくと、河津浜に到着。
前回は初めてだったので、ちょうど中間地点の河津桜観光交流会館近くに車を停めて海に向かって
歩きましたが、そこから上流に向かうと人も少なくのんびりと楽しみたい方にはおすすめです。
峰温泉大噴湯公園では、1時間ごとに100度の温泉が高さ30mまで噴き上がる光景も見られます。
第34回「河津桜まつり」
(画像出典:河津桜まつり公式HP)
今年の開催は、2月1日(木)~2月29日(木)に決定しました。
桜の開花期間によって多少変更となる場合があるので(2022年、2023年は延長)詳細は、
公式HPをご確認いただければと思います。ライブカメラで開花状況も確認することができます。
1月下旬には出店の情報も公開されるようです。
・ライトアップ
開催期間中は18時以降ライトアップも実施されます。
河津川沿いは幻想的な雰囲気でおすすめです。
・交通手段
開催期間中は渋滞や駐車場も混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめですが、
河津桜交流会館周辺を中心に駐車場も用意されています(大型車5,000円/普通車1,000円)。
・来場者数
1ヶ月の開催期間中に、コロナ禍前は約100万人の方が訪れていました。
2021年はコロナにより中止、2022年は規模縮小、2023年はようやく規制のない中開催され60万人弱の来場でした。
2024年は訪日外国人なども戻ってくると見られ、コロナ禍前に近いところまで来場が予想されます。
人口7,000人ほどの町に、これだけの観光客が来るというのも驚きです。
河津夜桜ビール列車2024
(画像出典:伊豆急 公式HP)
個人的に今年気になっているのがこちら。
ビールを片手にライトアップされた幻想的な河津夜桜を見に行こう!とそそられるキャッチコピー。
リゾート列車「キンメ電車」に乗って伊東駅から河津駅に向かい、夜桜を見て伊東駅に戻る流れですが、
クラフトビール3本とおつまみセットもついて3,000円と予約が殺到しそうな内容です。
いかがだったでしょうか。まだまだ寒いですが、春はもうすぐそこです。
春は年度が変わる会社も多く、学校では入学・卒業・進級など節目となる季節ですね。
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この記事を書いたコンサルタント|溝口 拓
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