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【2024年度】静岡への移住に関わる支援制度（助成金、補助金）まとめ
静岡県の暮らし・制度 2024年5月11日（土）
こんにちは。リージョナルキャリア静岡のスタッフ、小林です。
コロナ禍以降、全国的にも注目が高まる「地方移住」。なかでも静岡県は、移住・定住のサポートを行う認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」による「移住希望地ランキング」で、4年連続で1位に輝きました。
「静岡県」は同センターの窓口に2人の相談員さんが常駐されており、政令指定市としては唯一「静岡市」も窓口を設けています。週末の出張窓口も多数開催されており、そういった手厚いサポート体制が相談件数の増加につながったそうです。
静岡県へのU・Iターン専門の転職支援会社として、日々転職者の方々から相談を受ける当社の肌感覚としても、静岡県は、U・Iターン先として大変人気です。首都圏から新幹線で1時間程度で到着できるアクセスのよさと、豊かな自然、暖かい気候という点から静岡県で暮らしたいと考える方が多くいらっしゃいます。
そこで、今回は「静岡出身で、地元にUターンしたい」「静岡に魅力を感じ移住、Iターンしたい」と考えている方向けに、「移住」に関わる支援制度（助成金・補助金）を、エリアごとにまとめてみました。参考になれば幸いです。
※下記はすべて「現在2024年5月時点」で、各自治体のHPで公開されている情報です。
・ふるさと回帰支援センター「2023年ふるさと回帰支援センター窓口相談者が選んだ移住希望地」
静岡県内全域
移住・就業支援金
首都圏から静岡県に移住し、就職もしくは起業した方に支援金を支給。2023年4月から、子育て世帯加算額が拡充されました。
【金額】
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 二人以上の世帯の場合 | 100万円 |
| 単身世帯の場合 | 60万円 |
| 18歳未満の世帯員を帯同の場合（※） | 100万円/人 |
※移住先の市町によって人数の上限あり
【対象】
以下の「移住元の要件」と「移住後の要件」の両方を満たす方
■移住元の要件
以下の両方に該当する方
- ・東京23区内在住 又は、首都圏に在住し、東京23区へ通勤していたこと
- ・上記の期間が、移住する直前の10年間のうち通算5年以上 かつ 移住する直前に連続して１年以上であること
■移住後の要件
下記の①をいずれも満たし、かつ、②のいずれかに該当する方。
| ①いずれも満たす方 | ②いずれかに該当する方 |
|---|---|
|
|
※その他、諸条件あり
（参照：静岡県公式 移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡）
中部エリア
静岡市【静岡市空き家改修事業補助金】
静岡市空き家情報バンクを利用して、家を購入した方に補助金を支給。
設備や外内装の改修、増築など対象経費のうち、1/3を補助（上限あり）
▼上限
- ・子育て世帯の場合、100万円
- ・県外からの移住の場合、100万円
- ・静岡市立地適正化計画で定める居住誘導区域に居住する場合、80万円
- ・上記以外、70万円
【注意点】
予算の兼ね合いもあるため、詳細については、必ず事前に静岡市住宅政策課にお問合せください。
（参照：静岡市公式HP「静岡市空き家改修事業補助金交付制度」）
静岡市【結婚新生活スマイル補助金】
新婚世帯に補助金を支給。
※2024年度は6月～7月に詳細が決まり次第広報される予定。上限額は80万円の見込み。
住居費＋引越費用 上限あり
【対象】
※下記は昨年度の要件です。詳細は2024年6月以降に発表される補助金の案内をご確認ください※
- ・今年度に入籍（予定）
- ・39歳以下で静岡市内在住
- ・1年以上居住する意思がある
※その他、所得要件など諸条件あり
【注意点】
予算の兼ね合いもあるため、必ず事前に静岡市青少年育成課にお問い合わせください。
（参照：静岡市公式HP「結婚新生活スマイル補助金」）
藤枝市【子育てファミリー移住定住促進事業】
藤枝市へ移住する18歳以下の子がいるファミリー世帯に補助金を支給。
2024年度から手続きの負担軽減のためオンライン申請が導入されました。
新築住宅の建築購入費用に対する助成（新築住宅取得事業）と、引っ越し費用に対する助成（新築住宅移転事業）の2種類があり、併用可能。
- ・市外からの移住の場合、最大130万円
- ・市内での転居の場合、最大60万円
※2023年度から親世代との同居・近居の場合、30万円を加算。
【対象】
・18歳以下の子がいる（妊娠中を含む）世帯で、藤枝市内で新築住宅・マンションへ転居した方
その他、諸条件あり
（参照：藤枝市公式HP「【新築住宅補助】子育てファミリー移住定住促進事業」）
その他、子育て前の夫婦が住宅を購入した場合、最大100万円を支給する制度もあります（仲良し夫婦移住定住促進事業）。2024年度から入籍後3年以内であるという要件がなくなりました。
（静岡市｜駿府城公園・県庁周辺｜筆者撮影）
西部エリア
湖西市【住もっか「こさい」定住促進奨励金】
湖西市に移住し、住宅を購入した方に奨励金を支給。（戸建てだけでなくマンションや中古住宅も対象）
最大100万円
算出方法の詳細については、湖西市のHPを参照ください。
【対象】
- ・40歳未満（夫婦の場合は合計80歳未満）
- ・10年以上居住の意思がある
などを満たす方
（参照：湖西市公式HP「住もっか「こさい」定住促進奨励金」）
その他、39歳以下の新婚夫婦の移住に際し応援金10万円を支給する制度もあります（新婚さん「こさい」へおいでん新生活応援金）。さらに同応援金を利用してから3年以上経過し、居住を続けているご夫婦には市内飲食店で利用できる2人合わせて10,000円分の記念メニューのチケットを贈呈。
菊川市【若者世帯定住促進補助金】
若者世帯の住宅取得費用の一部を補助（2021年年6月より【フラット35】地域連携型が利用可能に）。
取得費用の1/10以内で、上限25万円
※三世帯住宅の場合は2/10以内で、上限40万円
【対象】
- ・夫または妻が40歳未満（ひとり親も対象）
- ・賃貸住宅に1年以上継続して居住している など
参照：菊川市公式HP 「若者世帯定住促進補助金」）
（浜松市｜アクトタワー周辺｜筆者撮影）
東部エリア
三島市【住むなら三島移住サポート事業】
三島市に住宅を購入&移住した若い夫婦に、補助金を支給。2024年度から中古住宅の取得も対象に加わりました。（中古住宅の取得は三島市民も利用可能。）
・県外からの移住 最大100万円
・県内・市内での移住 最大20万円
【対象】
- ・夫婦どちらかが40歳未満、もしくは46歳未満で中学生以下の子がいる
- ・住宅関連の契約後に、夫婦どちらも転入している
- ・5年以上居住する意思がある
など、すべて満たす方
【注意点】
予算がなくなり次第受付終了のため、詳細は三島市 計画まちづくり部 住宅政策課 三島住まい推進室までお問い合わせください。
（参照：三島市公式HP 「令和６年度【住むなら三島移住サポート事業】」）
富士宮市【移住定住奨励金】
県外から移住した若い夫婦が住宅を購入、もしくは戸建て住宅を賃貸した場合に補助金を支給（賃貸住宅についてはエリア指定あり）。
最大200万円
※移住元のエリアや年齢によって金額が設定されています。
【対象】
- ・夫婦どちらかが40歳以下
- ・世帯全員で転入している
- ・5年以上居住する意思がある
などをすべて満たす方
（参照：富士宮市公式HP「移住・定住奨励金」）
（新幹線から見える富士山｜筆者撮影）
※上記の情報は2024年5月確認時点のものです。制度変更や予算満了の可能性もあるため、詳細は各自治体にお問合せください。
いかがでしょうか。
「静岡県って住みやすいの？」「どんな暮らし方ができるの？」そんな疑問を持った方のために、弊社では実際に静岡県内に住むコンサルタントが、静岡県の暮らし・カルチャー・グルメ・子育て・旅行・遊び情報など、静岡県の魅力をお届けしています。
静岡県の転職・キャリアに関する相談会
「移住」に「仕事」はついて回るもの。職場を変えず、テレワークを利用できれば一番ですが、制度が整っていなかったり、業務上テレワークが難しいという場合は、新天地で新たな職場を探すこともひとつの手です。
また、実際に移住してテレワークをしたものの、新型コロナが終息し出社頻度が増え、転職活動を開始したい、という方もいらっしゃいます。
転職するか迷っている段階の情報収集や、転職時期の見極めからご相談可能ですので、静岡県での転職をお考えでしたら、ぜひご相談ください。
弊社のコンサルタントは全員静岡県内在住で、日々、県内企業の人事・経営者と密にやりとりをしています。県内のすばらしい企業情報はもちろん、土地柄や暮らし方を含めてアドバイスをさせていただきます。