静岡県の暮らし・制度 2022年3月17日(金)
こんにちは、株式会社リンク・アンビションのスタッフ小林です。
先週に続き、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ゆかりの地を巡ります。
今回訪れたのは私の地元である静岡東部から車で小一時間程度の場所にある
伊豆山(いずさん)神社。
先日ご紹介した三嶋大社とともに、源頼朝が崇拝したと言われる3つの神社のうちのひとつ。
「伊豆」という地名の発祥の地とも言われる歴史ある神社です。
『鎌倉殿の13人』の第5話では、源頼朝たちが伊豆から相模へ乗り込む一方で、
北条家の女性陣は、守りの薄くなった北条館を離れ、
この伊豆山神社に身を隠します。
伊豆「山」という名前にふさわしく、神社はとても山深いところに位置しており
木々に囲まれた参道は、厳かな雰囲気があります。
バス停がある伊豆山神社前から社殿までは200段近くの階段が。
海辺(伊豆山浜)から登ると、なんと837段あるそうです。
■若き北条政子と源頼朝 ロマンスの地
蛭ヶ小島に流された頼朝は、伊豆の小豪族の娘である北条政子と恋に落ちます。
しかし、平家全盛の時代、北条家は二人の縁組に大反対。
この伊豆山神社は、そんなふたりが忍んで逢っていたロマンスの地として有名なんです。
境内には二人が恋を語らったという「腰掛石」があります。
ちなみに、本殿の裏に、本宮があるのですが、
非常に険しい山道を登るコースになっています。
なんと1時間近くのぼる必要があるとのことで今回は途中までいってみました。
もしかすると、源頼朝もこの厳しい山道を歩いて参拝していたのかもしれないと思うと
道に落ちている小さな石にも歴史を感じ、感慨深かったです。
続いて、境内を少し紹介します。
想像していたよりも少しコンパクトな印象でしたが、広々と海を見渡すことができ、
歴史的背景に詳しくない方でもこの景色だけで十分楽しめるのではと感じました。
高台ということもあり、とても気持ちの良い風が吹いています。
また、小さな池があり、鯉のエサを販売しています。
えさをあげるのは幼少期ぶり。鯉たちは満腹だったのか、若干塩対応でしたが、楽しかったです。
小さなお子さんがいる方は一緒にあげると楽しいかもしれません。
歌手・女優の小泉今日子さんが奉納した鳥居もあります。
■周辺スポット
伊豆山神社から車で5分程度の場所にMOA美術館という国宝を所蔵する大きな美術館があります。
神社と美術館の間にバスは通っていませんが、車の場合はセットで訪れるのがおすすめです。
この日は伊豆山神社にお参りした後、MOA美術館へ。
館内にある「そばの坊」でそばを食べました。
コシのある手打ちそばに、新鮮なとろろとわさび、くるみ汁、とてもおいしかったです。
■おまけ:伊豆山神社のお守り
伊豆山神社では強運 お守りを購入。
お守りに描かれた赤い龍は火、と白い龍は水を表しており
温泉を生み出す守護神だそうです。
今年は良いことがありそうです・・!!