静岡県の暮らし・制度 2021年07月27日(火)
こんにちは リンク・アンビション スタッフの大塚です。
東京オリンピック、日本選手大活躍していますね。
静岡出身の卓球選手 水谷 隼さん、伊藤 美誠さん、日本史上初の金メダル獲得!!
おふたりは なんと静岡県磐田市にある同じスポーツ少年団出身ということで、おふたりの快挙に地元静岡も湧いております。
今日は、同日7月26日(月)に行われた、オリンピックのマウンテンバイク種目 男子クロスカントリーを観戦してきたのでその模様をお伝えします!
自転車競技の開催地となったのは、伊豆・修善寺にある日本サイクルスポーツセンター。
こちらは1965年に開設された主に自転車で遊ぶ遊園地で、普段はおもしろい形の自転車に乗ることができたり、大型アスレチックで遊ぶことができる場所です。
(現在は、オリンピック開催により営業休止中。2022年春再開予定)
私も幼少期には何度も訪れた思い出の場所ですが
しばらくぶりに入ってみると、オリンピック会場としてすっかり様変わりしていました!
マウンテンバイクコースは急な坂や岩場などのオフロードを利用しています。
伊豆MTBコースは走行に高度なテクニックが必要とされる難所が8か所あり、
それぞれ「天城越え」「浄蓮の滝」「箸」「桜吹雪」「わさび」「踊り子歩道」「伊豆半島」「枯山水」という、日本ならではの(特に静岡にちなんだ)名称が付けられています。
マップ引用:東京2020オリンピック競技大会公式ウェブサイト
マウンテンバイクの観戦チケットは特に座席指定というようなものはなく
好きなところから観戦できるのですが、
私は、その中でも最大の見どころとされる「桜吹雪」というポイントを確保できました!
いよいよスタート!
コースは、前長4㎞、高低差150mとあって、全貌を見渡せるわけではないので、民放オリンピック公式動画サイト gorin.jpなどでライブ配信を見ながら選手たちが来るのを今か今かと待ち構えている人も。
待っていると、遠くに砂埃が立つのが見えてきました・・・
切り立つ岩場から選手たちが次々とダイナミックに飛び出してきて、急な坂というよりはもはや崖を滑走していきます。
優勝候補選手のドロップオフでの転落という、あっと息を吞むようなシーンもあり、、間近で見る各国トップ選手陣の走りの迫力に圧倒されました。
しばらく同じ場所から観戦していましたが、ほかのポイントからも見たくなり移動するとまた違った景色が。
木々の中に入り込んで行く選手。
コスモス畑を走り抜ける姿も。
写真では景色がのどかで、選手たちも気持ちよさそうに走っているように見えますが、
実際のスピードは物凄く、選手陣のユニフォームは、周を重ねるごとに汗や砂や泥にまみれていって過酷な悪路を走っているのが見て取れます・・・。
厳しい暑さの中、未舗装、急勾配の山道を1時間~1時間45分ほど走り続ける高い技術と鍛えられた脚力、体力・・・とても考えられません。。。
全員同時スタートで、1周目トップの選手のラップタイムが基準となり
トップとの差が基準タイムの+80%に達した選手が脱落していくというサバイバルレース。
周回数は、予想競技時間(1時間20分程度)に合わせて制定されます。
予選、準決勝などない決勝のみの1発勝負。
出場した38人の選手陣は本番1回に賭けた真剣勝負を繰り広げ、
タイヤのパンク、激しい転倒などで途中棄権者が出るほど大波乱の展開でした。
金メダルはイギリスのトーマス・ピドコック選手。
21歳初出場、4列目スタートから先頭を捉え、独走の形での優勝でした。
銀メダルはスイスのマティアス・リュッキガー選手、
銅メダルはスペインのダビッド・バレロセラーノ選手。
日本の山本 幸平選手は29位でフィニッシュ。
山本選手はなんと4度目のオリンピック!
今回で引退の意向ということで、最後のオリンピックランを無事に完走されました。
4度のオリンピックの期間、日本のトップに君臨された方の勇姿を直接見ることができたこと、東京オリンピックを地元・静岡で生で体感できたこと、
本当に二度とできない貴重な経験をすることができました。
今日7月27日(火)はこのあと15時から女子の競技が同じくサイクルスポーツセンターで行われます。
日本からは今井美穂選手が出場予定。こちらも必見です! LIVE中継