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建設システムとは?全国の4.6万社が利用するソフトウェアメーカーをご紹介 [転職・キャリアコラムVol.183]

こんにちは。リージョナルキャリア静岡(株式会社リンク・アンビション)コンサルタント内田です。

日々、様々な職種の方々と面談をさせて頂いていますが、いわゆるIT系職種(システムエンジニア・UI/UXデザインなど)の方と面談すると、「静岡には働く会社が無いと思うんです」と相談を受ける事がよくあります。
結論から言うと、そんなことはありません。

静岡にも素晴らしいIT企業が存在します。
「KENTEM」(社名:株式会社建設システム)をご存知でしょうか?

今回は如何にしてKENTEMが素晴らしい成長を遂げ、静岡県発の注目IT企業となったのか?また今後の取り組み等、最新情報を織り交ぜて企業についてご紹介をさせていただきます。


 【 目次 】 



KENTEM(株式会社建設システム)とは


本社を静岡県富士市に構える、静岡県本社企業です。
地元企業ではありますが、業界内ではトップシェアを誇る建設テックのパイオニア企業で、特に大手建設業(ゼネコン)では9割以上の企業に自社の開発システムが導入されているなど、圧倒的な実績を持っています。

建設業界をITの力で支えており、2006年に経済産業省の「情報化促進貢献システム表彰」を受賞しています。
建設業DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現すべく、ITを活用し、建設業界をより良く改善していくことを目指しています。これまでアナログ管理だった施工管理を、手元のスマートフォンやタブレットで管理したり、重機やマシンを遠隔から正確に操作する等、最先端技術を用いてシステム開発を行っています。
 

成長の背景



2016年に37億円だった売上は2023年には83億円(利益率24.7%)と、大きな成長を遂げており、業界シェアNO.1を獲得。
その背景には、2015年に販売を開始した『SiteBox』が挙げられます。建設現場で欠かせない工事記録の撮影をスマートフォン1台で運用できるようにしたもので、撮影や写真の管理作業にかかる時間を大幅に削減。それまで2名で行っていた作業を1名でできるようにしたことから、全国の建設会社で導入が進み、KENTEMを代表するヒット商品となりました。
開発から数年後、「働き方改革」を機にアプリは導入数を伸ばしました。KENTEMの認知度も一気に向上し、手掛けるサービスは、全国46,000社で導入、ゼネコン等を含む大手建設業では90%以上で導入されるなど、建設土木の施工管理分野ではシェアNo.1を獲得するまでになり、全国区のIT企業となりました。
 

リスクゼロ社会への貢献



そして今、KENTEMは新たに「リスクゼロ社会へ」というビジョンを掲げています。リスクゼロ社会とは、風水害や地震などの天災から、事故などの人災にいたるまで、さまざまなリスクがあらかじめ想定され、そのための対策が施されている社会のことをいいます。自然災害そのものを防ぐ(ゼロにする)ことはできませんが、ITの力で被害をかぎりなくゼロにすることはできると考えています。これまで建設業界へのIT導入で培ってきた経験は、防災や、福祉業界など、IT化が遅れている業界でも必ず活かせると確信しており、世の中のあらゆるリスクを軽減する為のサービスを展開していく予定です。
 

KENTEMが掲げるスローガン「Challenge & Change!」



KENTEMでは、挑戦と進化を大切にしており、新規事業を生み出す為の社内コンテスト「未来クエスト」が半年に1回開催されます。対象は全社員で、役職も社歴も年齢も関係ありません。毎回50件近くの応募があります。昨年グランプリに選ばれた社員は事業責任者に就任し、予算をもって事業を一から立ち上げることになり、今もまさにサービス展開を準備している新規事業があります。これまでも、社員発信のビジネスプランで事業化に成功し、子会社の社長として海外で活躍したケースもあります。「まずやってみる」という価値観を大切にし、それを言いやすい環境を整えられています。

<会社概要>
■社名:KENTEM(株式会社建設システム)
■設立年月日:1992年7月2日
■本社所在地:〒417-0862 静岡県富士市石坂312-1
■事業内容:建設業者様向けのソフトウェアの開発・販売
・導入実績:46,000社以上、ゼネコンへの導入は9割以上で業界シェアNo.1(*2024年12月自社調べ)
・土木業界シェア率(45.3%)、県内シェア率(75.7%)
■拠点:開発拠点(6か所)、営業拠点(117か所)、サポート拠点(7か所)
■会社設立: 33周年(2024年7月時点)
■資本金:4,000万円
■売上:83円(複数年保守料金前受分含む 2023年)、利益率 24.7%(2023年)
■従業員数:562名 / 男:377名 女:185名 (パート・契約社員18名を含む) ※2025年4月時点
■32期採用実績(2023年7月~2024年6月)
・72名 新卒26名(37.1%)中途46名(62.9%)
・男性(66.5%)、女性(33.5%)
・平均年齢35.9歳
(参考:建設システム公式HP 2025年4月15日時点)


 
<企業TOPインタビュー>
「創業からの文化を未来へ継承し、社員の意志を成長の原動力に。」

株式会社建設システム
代表取締役社長 重森 渉

インタビュー記事を読む

 

お勧めしたい3つのポイント


1.残業が圧倒的に少なく働きやすい職場



IT業界では非常に珍しく、ほとんど残業をしない会社。限られた時間内で高いパフォーマンスを発揮する「プロフェッショナル集団」です。業界内で独自のポジションを確立しているからこそ実現できる素晴らしい労務環境で、具体的には、ノー残業デーやリラックスタイムの導入で部署残業平均10時間以下を実現。建設システム独自の福利厚生制度も取り入れているので、ワークライフバランスを重視する方も安心です。また、男女ともに育休取得実績があり、働きやすい環境を整えています。
 

2.リモート勤務、出勤どちらも可能



開発室は富士市、静岡市(街中)、県外では札幌、名古屋、福岡など全国にあります。自宅でのリモート勤務も対応可能です。ただし、新入社員のOJTをお任せするケースやマネジメント職になった際のことを想定して、いざとなったらいつでも出社できる範囲内にお住まいいただくことが条件となっております。
 

3. エンジニアとしての成長機会が豊富



■ 継続した自己研鑽ができる環境
ちょっとした使い勝手にもこだわるシステム開発。様々な業界の優秀なエンジニアが集まっている環境だからこそ、多くの刺激を得られます。また、隔週金曜日の午後はスキルアップ時間を設けており、各自でテーマを決め自己学習に取り組んでいます。他にも、社外の講師を招いた勉強会を定期的に開催したり、半年に1度、技術発表会を開催し、エンジニア同士の技術のナレッジ共有を促進しています。そして、スキルアップのための技術書・専門書の購入や外部研修の参加を積極的に支援しています。KENTEMマイスターという制度では、多くのKENTEM認定資格を設定し、合格者へのお祝い金や難易度の高い資格には手当も支給するなど、知識・技術の向上を継続できる仕組みをつくっています。成長機会が豊富かつ多様にあり、「自己成長や市場価値の向上」という観点で非常に恵まれた環境が用意されています。

■ キャリアステップが可能
PGとしてキャリアをスタートし、約2年から5年を目安に、次のステップであるPLの役割をお任せします。その後は、ご本人の希望や適性を考慮し、技術分野のスペシャリストを目指すか、あるいは人材マネジメントを担う総合的な管理職を目指すかを決定していきます。
 

弊社の転職サポートを通して入社されたエンジニアの声


弊社からの転職サポートを通してKENTEMへ転職を成功された方へインタビューを行いましたので、ぜひ御一読ください。
転職を考えたきっかけから始まり、なぜKENTEMへ入社を志望したか。
転職してどうだったか。会社はどうか。現在の課題はあるか。
転職してよかったと思うことは何か。など、踏み込んだお話を伺っています。

 
■ 転職成功者インタビュー
 
「家族のための転職が、自身の成長につながる職場との出会いに。」
立花裕一さん(仮名・ITエンジニア) 39歳

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「人生の転機は今!転職&結婚を決意し、SEとして本当に成長できる職場と理想の暮らしを手に入れた。」
長谷川梨沙さん(仮名・システムエンジニア) 26歳

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「社長と会ってみませんか?」から始まった、理想を叶えたUターン転職。
早瀬健さん(仮名・システムエンジニア) 43歳

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弊社から建設システム社へのご紹介実績は多数ございます。
選考・社風・職場環境についてなど、Webでは収集しきれない情報をお伝えできると思います。建設システムについてもっと詳しく教えて欲しいという方はお知らせください。
 
積極採用中の求人
IT系職種の転職は、静岡県でも十分叶えることが可能です。現在、KENTEMではIT系職種、文系職種など積極採用中です。

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今回は建設システムについてお伝えしましたが、すぐの転職ではなく、どんな会社があるのか知りたい、等のご相談も可能です。是非、お気軽にご相談ください。

 

内田 康太

この記事を書いたコンサルタント

内田 康太

UCHIDA KOUTA

AREA:静岡

静岡県全域で最適な求人案件をご紹介します。静岡県は移住希望地ランキングで2020年から4年連続で1位を獲得している一方で、人口減少が続いています。人口が東京に一極集中する流れを変え、静岡県内での転職や静岡県への移住がもっと当たり前の選択肢となるよう、求職者の皆さんに向き合っていきます。「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2024 地域活性化部門」受賞