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終わりが見えない企業研究?よくある失敗例と限られた時間で効率よく進めるポイント [転職・キャリアコラムVol.149]

こんにちは、リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンク・アンビション)コンサルタントの溝口です。


今回は、企業研究(分析)についてお話したいと思います。
面接前はもちろん、応募先の選定や最終的な意思決定にも関わってくる企業研究。
日々の仕事で忙しい中、とりあえず手をつけなければ、と企業名をインターネットで検索してみるものの、
結局この情報をどうすればいいのか、どこまでやったらいいのかわからない、という方も多いようです。



よくある失敗パターンとは


企業について調べるとはいっても、やみくもに情報を集めればいいというわけではありません。
これを理解していないと、以下のような「よくある失敗パターン」に陥ってしまう可能性があります。


失敗パターン① 情報収集自体が目的になってしまう


 
情報を集めるうちに、それ自体が目的になってしまうパターンです。
情報収集は企業研究を行うための「手段」であって「目的」ではありません。
何のために情報収集をするのか、を意識しておくことが大切です。

また、企業研究も転職活動を成功させるための「手段」であって「目的」ではありません。
何のために企業研究をするのか、を意識しておくことも大切です。


失敗パターン② 時間をかけすぎて非効率になってしまう


  
企業の情報は集めようと思えばキリがなく、時間がいくらあっても足りません。
1社の企業研究に時間がかかりすぎると、併願先の企業研究が手薄になったり、企業研究は終わったものの時間切れで自己分析が疎かになってしまった、というパターンにも繋がります。



失敗パターンを回避するための対策


失敗パターンを回避するには、何のためにという「目的」と、どこまでやれば良いかという「ゴール」をはっきりさせることが重要です。


対策① 目的をはっきりさせる


  
企業研究をする目的は、大きく2つあり、
一つ目は、自分の価値観に合う企業を見極めるため、
二つ目は、内定を獲得する/選考通過率を高めるためです。


自分の価値観に合わない企業ばかり受けていると、結局はミスマッチで不合格や選考の辞退が続き、転職活動が長期化してしまう可能性があります。

また、企業からは「自社である必要性が感じられない」、「自社への関心が低い」といった理由で、スキルや経験があっても不合格となってしまうケースも多いと伺います。
単に準備不足のこともありますが、失敗パターン①のように情報収集はしたものの、何が自分にとって必要な情報かがわからなかったり、失敗パターン②のようにA社に時間をかけすぎて、併願先のB社の準備に手が回らなかったりすることが原因のことも多いものです。


次はどこまで情報収集をしたら目的が達せられそうか、情報収集の「ゴール」をはっきりとさせていきましょう。




対策② ゴールをはっきりさせる



企業研究は、応募前、面接前、意思決定前の3つの段階でそれぞれ必要となります。


応募前の段階では、「自分の価値観に合う企業を見極めること」が企業研究の目的です。
見極めるといっても、最終的には面接等を踏まえて判断することなので、ここではざっくりとアリかナシかの振り分けで十分です。
求人票と企業のHPを読み込み、ビジョンに共感できそうか、転職理由が解決できそうか、転職の軸(勤務地、休日、最低限の年収など)を満たせるかがわかれば、ゴールとして良いでしょう。


面接前の段階では、「内定を獲得する/選考通過率を高めること」が企業研究の目的です。
企業の基本情報をおさえ、面接で聞かれる志望動機、キャリアプラン、企業に貢献できることを答えられる状態、応募者からの質問=いわゆる逆質問ができる状態になればゴールとして良いでしょう。
企業HP、IR情報、新卒向け採用サイト、ニュース記事、経営者インタビュー記事、SNSなど情報源は数多くありますが、このゴールを意識して情報を集めましょう。


ここでいう基本情報とは会社概要に書かれていることもそうですが、最も基本的な部分としては「誰に、どんな価値(製品やサービス)を、どんな手段で提供しているのか」ということです。
企業や仕事内容についての理解が浅いと、面接での受け答えも浅いものになってしまいがちです。
企業研究をし、これらの面接準備を行う過程で、自分に合う企業かどうかクリアになってくることもあります。




わからない情報もある、と認識しておくこと

 
時間をかけてもわからない情報があると認識しておくことも、効率よく企業研究を進める上で重要なポイントです。特にオーナー企業は上場企業と比べて開示されている情報も少ないため、わからない情報がどうしても多くなります。

また、情報にはインターネットに書いてあることが全てではなく、面接官や在籍している社員に聞かなければわからないこともあります。
延々と探すのは時間がもったいない上に、生の声を聞くのが一番なので、こういうことこそ、ぜひ面接で逆質問してみて下さい。
そして知り得た貴重な情報は、面接後に企業情報に加えていきましょう。


最後に

 
入社の意思を決定する前の段階では、再び「自分に合う企業を見極める」ことが目的です。
必要な情報はなるべく事前に調べておきたいところですが、実際に働いてみなければわからないこともあります。

さらに言えば、入社しても経営サイドにいかなければ、わからないこともあります。
転職する以上ノーリスクということはあり得ませんが、現職に残ることもまたノーリスクではありません。
事前に調べた企業研究の内容と、面接などで仕入れた情報をもとに、
転職することのリスクとリターン、現職に残ることのリスクとリターン、
A社とB社で迷ったときは、それぞれのリスクとリターンを吟味し、ゴールは自分が納得して覚悟を決められることです。


静岡県・愛知県には、隠れた優良企業が数多くあります。
知名度だけでなく、企業や仕事内容をしっかりと調べて、納得のいく選択をしていただければと思います。


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この記事を書いたコンサルタント|溝口 拓




 
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