【転職先が決まったら】退職から入社まで [転職・キャリアコラムVol.132]
コンサルタント 種市転職が決まったら(退職・入社に際して)
2023年9月20日(水)
こんにちは。リージョナルキャリア静岡(株式会社リンク・アンビション) キャリアコンサルタントの種市です。
今回は退職から入社までの流れについてご紹介します。
転職活動の末に、めでたく応募企業から内定をもらったら、入社準備に着手していきます。
ここがスムーズにいかないと、転職先の企業にマイナス印象を与えかねないので要注意でもあります。
入社直後から気持ちよく力を発揮するためにも滞りなく進めていきましょう。
おおよその入社日を調整
転職エージェント経由の場合、書類選考時に「内定承諾から入社までにかかる日数」について企業側と事前に確認をしています。
基本的に中途採用は、なるべく早く入社してほしい人材を募集しているため、入社日を含めて問題ないか、確認した上で選考を進めていきます。一般的には在職中の方でも役員クラスではない限り、内定承諾から1~2か月、長くて3か月といったところです。なかには退職までに半年必要という方や、20〇〇年以降という方もいらっしゃいますが、その場合は企業サイドに必ず確認が必要です。
転職エージェントを利用すると内定の承諾から入社日まで代行して調整を行えるので、大きなメリットの一つとも言えます。
具体的な日程調整は、面接の場で話題に出ることもありますし、内定承諾後に現職の退職交渉と平行して行われることがほとんどです。内定通知書に仮で入社日が記載されますが、あくまで暫定で、退職日が確定してから正式に転職(入社日)決定となります。
退職日の確定
そして現職と退職日の調整です。
「退職交渉」という言葉がありますが、意味的には間違っていて退職日は企業が決めるのではなく、あくまで労働者側が意思を持って決めていくものです。
企業の就業規則で、〇ヶ月前に退職の通知が必要との記載があっても、上位概念にあたる民法( 627条 ) で、「 各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができ、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する 」となっています。
とは言え、これまでお世話になった会社ですので円満に退職するに越したことはありません。
ポイントは相談ではなく、こちらから「この日に退職します」という”報告”として伝えることです。
昨今、人材難ということもあり優秀な人材はもれなく引き留め交渉が入ります。
話し合いの場を設ける日付を先送りにしたり、〇〇さんと話してからと、複数回の話し合いの場を設けられるなど、あの手この手で退職日の確定を遅らせるケースが増えています。
退職日の確定が遅れると、入社日が迫ってきているのに退職交渉が遅々として進まないというドツボにはまり、自分で自分の首を絞める結果となります。
退職願や辞職届はある程度、最終手段となるので、最初の伝え方がとても肝心です。
日にちが空く場合は定期的にコンタクトを
そもそも入社日を先に設定していたケースや、退職の日付が決まらず入社日が先になってしまった場合(半年先など)は入社するまでに時間が空いてしまう為、転職先の企業に連絡を取ることが必要です。
なぜなら企業も生き物なので状況は日々変わっているためです。
例えば配属予定の部署で予期せぬ欠員がでてしまった場合は、面接時に伝えていたミッションと変わってしまったり、部署再編成の動きがあれば任せたい領域や上司が変わってくることがあるためです。
企業側から連絡していただくことが主ですが、転職エージェントが間に入っているとこの部分のサポートも受けられます。
今回退職から入社までの内容に触れたのは、ここで書いた内容で躓いてしまい、入社直後に上手くいかないケースが散見されるためです。
特にUターン転職など移住を伴う転職は、転職活動だけでも大きなパワーがかかりますし、内定後も引っ越しの手続きなど計画的にスケジュールを組む必要がでてきます。
転職は良くも悪くも人生に大きな影響を及ぼすため、折角 転職先が決まった際は良いスタートを切りたいですね。
この記事を書いたキャリアコンサルタント
「大切な人のそばで、らしく暮らす。心が安らぐ街で、あつく働く。」
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