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移住前に知りたい静岡県のこと【医療施設編】 [転職・キャリアコラムVol.127]

こんにちは、リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンク・アンビション)コンサルタントの溝口です。

UIターンなど地方への移住を考える際、身近に十分な医療機関が備わっているかどうかは、気になる事柄の一つではないでしょうか。
首都圏には医療も含めて、最先端の技術が集結しているイメージがあります。
また、ご家族がいたり、ご自身が老後も長くその地で暮らしたいと考えていらっしゃる場合は、医療体制が気になるのは、無理もないでしょう。

そこで今回は、静岡県の医療体制や静岡県が誇るトップレベルの医療機関について、ご紹介できればと思います。

静岡県の医療体制


日本医師会総合政策研究機構の報告書を見ると、静岡県内の入院医療施設については、人口一人当たりの急性期病院(急性疾患または重症患者の治療を24時間体制で行なう病院)数は"全国平均並み"、慢性期病院(継続的な治療とリハビリテーションを行い、自立支援を行う病院)数は"充実"という数値でした。
診療所数についても潤沢とは言えないものの、"全国平均並み"というのが現状です。

その他、静岡県の特徴として、東部、中部、西部に、それぞれ高機能病院が集まる医療拠点都市があり、一極集中型の県と比べて、他の地域から医療の拠点都市(医療機関)までアクセスしやすいとされています。
(参照:日本医師会総合政策研究機構 地域の医療提供体制の現状-都道府県別・二次医療圏別データ集)
 

子供の医療費について


UIターンを検討されている方の中には、子育て中の方や、これから出産をお考えの方も多くいらっしゃいますが、静岡県では「こども医療費助成」として、高校3年生までの子供が入院の場合は1日あたり500円、通院の場合は1回につき500円の自己負担で医療を受けることができます。
さらに、35市町のうち沼津市や藤枝市など22の市町では、その自己負担もなしで医療を受けることができます。

こども医療費助成の市町実施状況一覧>2023年4月1日現在
※健康保険適用外のものなど一部助成されないものもございます。詳しくは各市町へお問合せ下さい。

また、子供の急な発熱、怪我等で周りに相談できる人がいなかったり、救急で受診させるべきか迷われる時は、専門家の看護師や小児科医が電話でアドバイスをしてくれる静岡こども救急電話相談も心強いツール。
携帯電話から局番なしの「#8000番」で、毎日24時間利用可能です。
※相談はあくまでも「助言」で診療ではありません。医療機関を受診するかは保護者の方のご判断となります。
 

静岡県が有する、トップレベルの医療機関


さて、ここからは静岡県にもある全国トップレベルの医療機関をご紹介します。
静岡県は、病院数が多い都道府県ランキングにおいて全国11位。
(参考:日本ソフト販売社【2022年版】病院数が多い都道府県ランキング)
日常生活においても安心して暮らせる医療体制ではありますが、実は全国から通院する人もいる医療機関が存在します。
 

 

静岡県立静岡がんセンター



2002年に静岡県東部の長泉町に開院した静岡がんセンターは、
2015年のダイヤモンド社による「がんに強い病院ランキング」では、首都圏の大病院を抑えて全国2位、
2021年のNewsweek社による「世界の優秀な病院ランキング(腫瘍学)」では、日本で7位、世界で50位にランクインしています。また、2021年の退院患者数(がん合計)を見ても、全国で4番目に多い医療機関であることが確認できます。
(参照元:Newsweek社 World's Best Specialized Hospitals 2021)

静岡がんセンターが評価されている主なポイントは、最高レベルの先進医療(陽子線治療装置や手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」など最新鋭の施設・設備を備え、各臓器ごとに優秀な専門医を集めている点)と、患者本人と家族に対する徹底支援を掲げ実践している点です。

また、「プロジェクトHOPE」では、患者のがん細胞を遺伝子レベルまで細かく解析し、今後の治療法選択や医療技術開発に役立てる取組みを行っています。
集まった症例はこれまでに1万件以上で、がん治療の発展に大きく寄与されています。

国民の2人に1人が罹ると言われ、日本人の死因率として1981年以来トップである「がん」。
この分野で、全国的にもトップクラスとされる医療機関が静岡県にあるのは心強く感じます。
 

(静岡県立静岡がんセンターHPより)
 

 

静岡県立こども病院



1977年に静岡市に開院した静岡県立こども病院は、28診療科に約140名の医師が勤務する大型の小児専門総合医療施設です。
専用のICUと小児循環器のICU専門医を備えて、子供の心臓疾患では全国トップレベルと言われ、静岡県内だけでなく、国内外から治療困難とされる患者とそのご家族が訪れるほどです。

全国で16施設しか選定されない国指定小児がん拠点病院の指定機関でもあり、
また、産科(周産期母子医療センター)では、胎児の先天性疾患などが発覚した妊婦の分娩管理を集中して行い、
出生直後から新生児治療に携わる専門の医師から一貫した治療を受けることができます。
 

(静岡県立こども病院HPより)
 
 

静岡てんかん・神経医療センター



2001年に国立療養所静岡神経医療センターとして開院し、2004年に現在の名称に変更した静岡てんかん・神経
医療センターは、てんかん・神経難病・重症心身障がいの診療に特化した専門性の高い病院です。

特に「てんかん」については200床の病床を有する、世界的にも最大規模の専門医療機関で、全国から集まった
約25名の医師が専門的医療に取り組まれています。また、患者本人の心のケアに対応すべく精神科の医師も勤務、
診察を行っており、トータルサポートを行っています。
 

(静岡てんかん・神経医療センターHPより)
 
 

最後に


私は東京都の出身で、前職では転勤も何度か経験し、今は富士市(東部)で暮らしてみて、
日常的な診療に不便を感じる事はありません。市内には総合病院も複数あり、より高度な医療が必要となった場合も、東部や中部の高機能病院へ1時間程度で行き、医療を受けることが可能となっています。
ただし、これはあくまでも私の場合であり、個人的な主観も含みます。

ご自身やご家族の体調、また静岡県内でもどの地域への移住を考えているかによって、この環境が充実しているか、問題ないか、捉え方は変わると思いますので、ご自身(および家族)に適した医療サービスが受けられるかという観点で情報収集やご判断をしていただければと思います。

 

 
この記事を書いたコンサルタント:

溝口 拓
Mizoguchi Taku
リージョナルスタイル認定コンサルタント
担当エリア:静岡
1983年生まれ。中央大学卒業後、株式会社ぐるなび入社。
東京本社での勤務を経て、営業リーダー職として、広島、山口、名古屋へと赴任。
老舗料亭から全国展開のチェーン店まで、のべ2,000軒以上の飲食店を担当し、
集客支援をメインに、それぞれの経営者が抱える課題解決のサポートを経験。
また、飲食店のサポートをしながら、
食を通した地域の魅力発信にも携わる。2020年に静岡へ移住。
「暮らしたいところで思い切り働く」という理念に共感し、株式会社リンク・アンビションに入社。

 

 
「大切な人のそばで、らしく暮らす。心が安らぐ街で、あつく働く。」
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