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人生100年時代に向けた35歳からのキャリアを考える Will Can Must とは? [転職コラムVol.094]

こんにちは、リージョナルキャリア静岡・愛知(運営:株式会社リンク・アンビション)
キャリアコンサルタントの原口です。

人生100年時代の中、生涯を通じたキャリア自律の必要性がでてきました。
特に30代は、仕事にも慣れ、ある程度責任あるポジションに就いたものの
今後のキャリアプランに悩み始める方も多いのではないでしょうか。
ライフスタイルの変化や希望しない転勤や職種を任されたり、年収や待遇への疑問などで
今の会社でなんとなく行き詰まりを感じている方も少なくないと思います。
今回はそんな方々にキャリアの方向性の整理ができる非常にシンプルな思考整理フレームをご紹介していきたいと思います。

 

まず、「Will Can Mustフレーム」は聞いたことはありますか?
Will Can Mustフレームとは仕事を通してキャリアの目標の実現に向けて
能力開発するためのツールで簡単に言ってしまうと、
Will Can Mustという3つの項目で物事を考えていくアプローチ方法です。

ちなみに、どなたがこの考え方を発明されたのかは調べましたが分かりませんでした。
しかし私の前職のリクルートではよく使われていたフレームです。
リクルートでは若手メンバーの目標設定面談で使用することが多かったのですが、
現在は漠然とした将来のキャリアに不安を持つ30代~50代の方のご相談にも非常に役立っています。

 

「将来に向けて何をすべきか迷っている」「自分のキャリアはこのままでいいのか」など
今後のキャリアの方向性を考えたいという方はぜひ参考にしてみてください。

 

まず簡単に説明をすると、
Will→やりたいこと・意思
Can→できること
Must→やるべきこと
上記をかけ合わせ、3つが重なる部分の仕事をすることで、
個人が力を発揮でき、充実度も高いといわれています。

 



 

具体的には、
【Will】は、何を実現したいかであり、志や動機、欲求など働く目的に
直結することです。「地域活性に関わりたい」「こんな仕事にチャレンジしたい」など、
想いは人それぞれです。これがかなえられることで、モチベーションも持続します。
また、最初からいきなりWillを書こうとしても、なかなか難しいと思う方も多いでしょう。なぜなら、自分がやりたことが明確になっていないケースも多いからです。
なのでまずはWillを考える際には、できるか、できないかは置いておいて非現実的な
内容でもやりたいことやワクワクすることをベースに本音を出すことが重要です。

 

【Can】は、できること(強みやスキル)のことです。
これは自分の意思には関係なく
考えてみるとよいと思います。ここでは自分の価値を見落とさないように可能な限り
思考に制限をかけないことが大切です。「別に好きじゃないけど営業成績はよい」、
「業務ミッションではないけど文章を書くことが得意」など、それがあなたの「Can」です。
できることを見つめなおすコツは、謙虚さは棚に上げて、
これまで自分が積み上げてきたスキル・能力や経験、実績を棚卸してみることです。

 

【Must】は、やるべきことです。
要は会社や組織から求められていることです。
WillやCanは、あくまでも自分を主軸として考えるのに対して、Mustはその逆です。
自分が会社や組織から何を求められているのか、
何をやるべきなのかを客観的な視点から見てみましょう。
どこかの組織に属している以上、会社が求めていることを実現していく必要があります。
自分の気持ちとは関係なく、会社や上司に求められて果たす役割も重要な要素です。
Mustは、自分がやりたいことと周囲の期待がずれていないか確認できます。

 

Will Can Mustフレームは、頭の中で考えただけでは漠然としたイメージで終わってしまい
結局どうする?となることも少なくありません。
このフレームワークを有効に活用するためには、
実際にWill Can Mustシートを作成し、文字に起こしてみると自分の頭の中をまとめられるのでおすすめです。

 

そして実際にシートに記入したら最後はWill・Can・Mustの重なりを考えてみましょう。
3つの円の重なっている場所が、
・自分のやりたいこと【Will】であり、
・自分のできること【Can】であり、
・自分がやるべきこと、周囲からの要望【Must】
でもあることとなります。

 

周囲からの要望=やりたいことであり楽しくモチベーション高く取り組め、
周囲からの要望=できることなので高い評価も得られるこの状態は理想の状態ではないでしょうか。
この3つの円が重なった場所を明確にすることで、そこに近づくために必要なものが見えてきます。

 



 

以上、分析のフレームワークは他にも多くありますが、
Will Can Mustは使い方がシンプルで、かつ有効性が高いことが魅力です。
また一度考えてシートを作成し完成したらそれで完了、とはならないのもまたミソです。
常にモニタリングしつつチューニングし続けることも非常に大切です。
フレームを埋めて整理することと、次のアクションをすぐに起こすこと。
これをセットにして考えていきましょう。

またWill-Can-Mustを洗い出す工程では、他者の意見を聞くことも有効に働きます。
リンク・アンビション(リージョナルキャリア静岡・愛知)では
コンサルタントとの無料相談会も定期的に開催しておりますので、ぜひお気軽にご連絡くださいね。

 

 

この記事を書いたコンサルタント:

原口 翼
Haraguchi Tsubasa
リージョナルスタイル認定チーフコンサルタント
国家資格キャリアコンサルタント
米国CCE,inc.認定GCDF-japanキャリアカウンセラー
担当エリア:静岡、愛知1982年生まれ、鹿児島県出身。
大学卒業後、2005年に株式会社リクルートへ入社。
長野県、愛媛県、鹿児島県、香川県などで新規拠点の立ち上げや
求人情報サイトの立ち上げリーダーを経験。
人材領域をメインに1000社以上の採用を中心とした会社組織の発展
(採用・育成)のお手伝いをさせて頂く貴重な経験を積む。
2011年に「暮らしたい場所で思い切り働く」をテーマに
静岡県・愛知県へのU・Iターン転職に特化した株式会社リンク・アンビションの設立に参画。

 


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