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転職を決意する時 ━ 40歳 既婚 住宅ローン有の場合 ━ [転職コラムVol.091]

こんにちは リージョナルキャリア静岡(運営:株式会社リンク・アンビション)
キャリアコンサルタントの種市です。

これまでキャリア理論について触れてきましたが
転職活動を始める前は「転職するべきか」を迷う方も多いのではと思います。


先日、業務外で聞いた転職するべきか迷っている方とのお話しです。

≪相談者プロフィール≫
・40歳男性 既婚 お子さん(小学6年生) マンションローン有り
・10年前にUターン、地場のインフラ企業に勤務
・職位は主任


私が10年前にUターン転職をサポートした方で、Uターン後も定期的に連絡を取っていました。
久々に連絡を頂き、まずはお話をと食事に行きました。
何やら思いつめた表情で辛そうなことは直ぐ伝わりました。
元々はとても明るく誰からも好かれる陽キャな性格の方が、です。

 

 
納得できない人事

お話を聞いてみると、課長昇進のタイミングで、
周りもTさんが昇進するものと思っていたところ後輩が昇進されたそうです。

基本年功重視の会社で 実績的にも問題ない筈なので
所属部署の他メンバーも疑問に思う人事で心配され、大丈夫ですかと毎日声を掛けられるそうです。

Aさんは落胆し、転職もよぎり、まずは奥様に相談されました。
家庭状況としてマンションを購入したばかりで、
転職すること自体に理解は示してくれたものの
奥様の意見としては「年収はキープして欲しい」との事。

Aさんの選択肢としては3つ浮かんだそうです。

1,条件面で妥協しない転職
2,転職して年収が下がったとしても副業で賄う
3,我慢して現職に留まる

私   :何故その人事が起きたんですか
Tさん :角が立ちそうで聞けないんですよ
私   :理由解らず、今後も働けます?
Tさん :うーん、そうなんですけど...実は人事の課長から呼び出されて「今回の事は目を瞑ってほしい」と別室で話されたんですよ
私   :だったら聞けるんじゃないですか、何か理由ありそうですし、理由聞くくらいなら角立たないと思いますよ
Tさん :そうなんですかね、確かにモヤモヤしてるよりはスッキリしますかね

 

 
それでも転職しないといけない理由

その後も色々お聞きしました。

浮かんだ選択肢の中で
は現職で取引先から誘われるが年収下がる、今住んでいる地域の相場では難しそう。
は地方で副業可の案件が無さそう、なんだかんだ現職は安定企業なので残ることも悪くない。

そうなんです。
モヤモヤしている時(前述のライフステージにおける過渡期(トランジション))は
どうしても考えた結果がマイナスに働くことが多いのです。

Tさんは、現実的に考えると家族の為にもこのまま我慢するのが良さそうな気がしますと
辛そうに吐露されました。
Tさんはこれまでの人生が順調だったために、今回の出来事に「自分だけが我慢すれば」と感じてしまいました。
私はこれまでのつきあいもあり信頼関係もある認識なので正直に、
Tさんは何のために生きてるんですかと聞きました。

あのとても明るく誰からも好かれる性格の持ち主だったTさんが
とても辛そうに見えたので、このままいくと最悪メンタル面での不調を抱えそうと感じた為です。

仕事の悩みは仕事でしか解決できません。
Tさんにとっては仕事でも納得できる人生が必要と感じていたからです。
もちろん家族が大事な事は大前提です。ですがモヤモヤした気持ちを抱えたまま
残り20年近く頑張れるのかは疑問であり、リスクの方が高いと感じました。

その日の結論としては
・まずは人事の背景を聞く事
・転職活動は行い希望の条件があるか確認してみる、仮にあったとしてもその上で残るか考える

決してモヤモヤが晴れたわけではありませんが、
シンプルにやる事を決めたことでちょっとはスッキリして前向きになれたと仰ってくれました。

これはあくまでTさんの例です。
家族を最優先に考え仕事面で我慢するという価値観もアリだと考えています。
ただモヤモヤしている時は、1人で考えるよりフラットな目線で捉えられる専門家に
相談した方が解消されるという事です。
転職ありきの転職エージェントもいるので、フラットな目線というところはとても重要です。

 

 

 

この記事を書いたキャリアコンサルタント


種市 一仁
Taneichi Kazuyoshi
リージョナルスタイル認定コンサルタント
担当エリア:静岡
2004年に株式会社リクルート入社(タウンワーク仙台版創業期)、
2007年に営業リーダーに昇格。
2008年に株式会社リクルートHRマーケティングへチーフ職で転籍、
企業へ人材採用を提案するとともに、自社メンバーの教育を行う。
2010年、3Q東西事業部 最優秀チーム賞受賞(40チーム中)。
2011年にリクルートHRマーケティングを退職し、
「働きたい場所で働く」ために静岡県にて株式会社リンク・アンビション設立に参画。
2014年に浜松拠点を立ち上げ、拠点長に就任。

 

 

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