初めて作成する方向け、英文レジュメの書き方ガイド ~サンプル付~ <転職コラム Vol.079>
コンサルタント 溝口選考対策(書類・面接)
2021年12月15日(水)
こんにちは、コンサルタントの溝口です。
外資系企業や日系グローバル企業に応募する際に、英文レジュメ(英文履歴書)が必要となることがあります。
レジュメは、日本語で作成する応募書類とは、様式も書き方のコツも大きく異なります。
今回は、初めて英文レジュメを作成する方向けに、具体的なサンプルとともに書き方を解説していきます。
英文レジュメの基本ルールと見本
➡
英文レジュメサンプル(ダウンロード用)
① PERSONAL INFORMATION(氏名・連絡先)
はじめに、氏名と連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)を書きます。
② OBJECTIVE (希望職種)
希望する職種と、その理由を端的に記載します。希望職種と経験の結びつきが採用担当者にイメージできる記載内容を心がけます。志望動機ではないので、1~2行で簡潔に記載しましょう。
③ SUMMARY(経歴やスキルの要約)
経歴の要約とともに、求人要件を満たすような経験やスキルをまとめて記載します。3~5項目程度、箇条書きで簡潔に記載します。
④ WORK EXPERIENCE(職歴)
職歴を新しい順で記載します。会社名、所在地、勤務期間、職務内容、実績を具体的かつ簡潔に記載しましょう。アピールしたい内容ほど上部に。
⑤ EDUCATION(学歴)
学歴を新しい順で記載します。最終学歴が大学、専門学校、短期大学卒業以上なら、高校までの学歴は不要です。
⑥ QUALIFICATIONS/SPECIAL SKILLS(資格やスキル)
希望職種(OBJECTIVE)の仕事をこなす能力があることが分かるように、応募職種に関連するスキルや資格に絞って記載します。
⑦ ADDITIONAL INFORMATION(その他の特記事項)
必須項目ではありません。その他、応募職種で働くうえでプラスになる情報を記載します。ボランティア経験や地域のスポーツ活動などは海外の企業では高く評価されることがあります。
ここだけは押さえておきたいポイント
英文レジュメは日本の履歴書と職務経歴書を合わせたもので、決まったフォーマットはありません。ただし、書類の見やすさ、分かりやすさの観点から、用紙のサイズや枚数、フォントなどにも一定のルールがありますので、最低限下記のポイントは押さえておきましょう。
・ 手書きではなくPCで作成する
・ 用紙のサイズはA4サイズで、1~3枚に抑える
・ フォントにはTimes New Roman、Centuryなど一般的なビジネス文書で使用されるシンプルなもの。
・ 文字の大きさは本文が11~12ポイント、見出しは本文より2ポイント程度大きくする
・ 文字の色は黒で統一
・ 数字はアラビア数字(1、2、3の形)を使用する
・ 仕事に直結する内容以外は書かない
・ 文章ではなく、箇条書きでシンプルにまとめる
・ 一人称(私"I"など)の主語は使用せず、動詞や名詞から文を始める
・ 継続中の経験を記載する場合は進行形の動詞を、過去の場合は過去形の動詞を使う
また、経験や能力をアピールする際に謙遜する必要はありません。読み手が会ってみたいと思えるよう、堂々と自己アピールをしましょう。作成する前に自分の経験を棚卸し、応募先求人の要件と強みをすり合わせておくと良いでしょう。
スキルを効果的に表現する Action Verb
英文履歴書では主語を省き、動詞から書き始めることが一般的です。
そこで重要になるのが、採用担当者の目をひくような魅力的な動詞を活用すること。
「Action Verb」は、シンプルかつ効果的に伝える動詞のことで、
英文レジュメで使えば業績や能力のインパクトを強める効果があります。
以下は代表的なAction Verbの一例です。
うまく活用して、あなたの経歴を効果的に伝えましょう。
※経歴や実績は過去のものなので、過去形で使用します。
など
提出前に最終確認!失敗しがちなミス一覧
これまで紹介したポイントの他にも、
日本人が英文履歴書・職務経歴書を作成するときに犯しがちなミスを防ぐためのチェックリストを用意しました。
提出前に該当する項目がないか確認しましょう。
✅ 数字はアラビア数字(1,2,3の形式)を使用しているか
✅ 全角や丸囲み文字・数字・記号を使用していないか
✅ 氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先に誤りがないか
✅ 誕生日、配偶者の有無、写真添付、趣味など不必要な個人情報を記載していないか
✅ 退職理由や達成できなかった業績など、不要な情報を記載していないか
✅ 文章は動詞(Action Verb)から始まっているか
✅ スペルミスや文法ミスはないか
✅ ピリオドの打ち忘れがないか
✅ 頭は大文字から始まっているか
✅ 応募先の希望に沿った内容が記載されているか
✅ 同じ単語や表現を繰り返し使い回していないか
✅ 適宜余白を取るなど、読みやすくする工夫をしているか
この記事を書いたコンサルタント:
溝口 拓(Mizoguchi Taku)
リージョナルスタイル認定コンサルタント
担当エリア:静岡
1983年生まれ。中央大学卒業後、株式会社ぐるなび入社。
東京本社での勤務を経て、営業リーダー職として、広島、山口、名古屋へと赴任。
老舗料亭から全国展開のチェーン店まで、のべ2,000軒以上の飲食店を担当し、集客支援をメインに、
それぞれの経営者が抱える課題解決のサポートを経験。
また、飲食店のサポートをしながら、食を通した地域の魅力発信にも携わる。
2020年に静岡へ移住。
「暮らしたいところで思い切り働く」という理念に共感し、株式会社リンク・アンビションに入社。
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