転職発生のメカニズムとは? <転職コラムVol.064>
コンサルタント 池戸転職を考えたら(転職活動・情報収集)
2021年08月03日(水)
こんにちは、コンサルタントの池戸です。
前回のコラムでも紹介した、「働くみんなの必修講義 転職学 人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは/著:中原淳、小林祐児、パーソル総合研究所」について、前回とは別の点で個人的に興味があるトピックがあったので、今回もこちらを参考に記載したいと思います。
(前回のコラム https://linkambition.jp/columns/058/)
同書は40代、50代の転職も当たり前となっている昨今、転職する/しないに関わらず今後のキャリアを考える上でおすすめの一冊なので、興味がある方はぜひ手に取ってみてください。
転職発生のメカニズムを考える
この本の中で、転職発生のメカニズムを以下の方程式で定義しています。
上記方程式をかみ砕いて言うと、現職の不満と他社に転職できるポテンシャルが、辞めることへの抵抗感より大きければ人は転職を行うという考え方です。
一つずつ解説すると非常に長くなるため、詳細はぜひ同書を読んでもらえればと思うのですが、今回は
『D』の不満について簡単ですが触れさせていただきます。
残念ながら日本の転職の約8割は不満ベースの転職、という統計があるようです。
私も日々面談を行う中で、「仕事内容が希望と異なる」「給与・報酬が低い」「残業が多い・休みが少ない」など、現職への様々な不満をお聞きします。
本書ではこの不満をさらに分解していきます。
その結果わかったのは、転職に影響があるのは、不満そのものではなく不満の「変わらなさ」という事です。
不満が自然(昇給・昇進、ジョブローテ、業務改善など)に解消されるケースは転職に影響は少ないですが、解消ができない(制度や企業風土など)と感じた場合、人は無力感を持ち、それを改善するための活動を行えず転職に至るようです。
転職を検討している方は、一度この話に沿って考えてみるとよいかもしれません。
その不満は自身の努力で「解消される不満」ですか?
それとも「解消されない不満」ですか?
正確な転職理由の把握が、よい転職をするための第一歩だと思っていますので、ぜひお試しください。
また転職理由を整理する際は我々コンサルタントとの面談をぜひご活用ください。
面談の中でまだ転職理由をうまく言語化できない方も数多くいらっしゃいます。
壁打ち相手として話を進めるにつれて考えが整理でき、転職理由が明確になっていくケースもありますので「まだ考えがまとまってないけど」という方も相談いただければお力になれると思います。
直近では短時間相談会やお盆期間の相談会なども実施予定ですので、ぜひエントリーいただければと思います。
この記事を書いたコンサルタント:
池戸 岳(Ikedo Gaku)
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