転職コラム&ブログ

転職後、新しい組織に馴染むために必要なこと <転職コラムVol.058>

こんにちは、コンサルタントの池戸です。

今年の4月に刊行された「働くみんなの必修講義 転職学 人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは/著:中原淳、小林祐児、パーソル総合研究所」を読みました。
この本は多くの転職ノウハウ本と異なり、立教大学経営学部教授の中原さんらが、転職の一連のプロセスを科学的に研究した本になっています。
切り口が非常に珍しく、全編通じて非常に興味深く読んだのですが、その中に「新しい組織に馴染むための科学的な方法」という章があります。

過去に私が担当した転職者の方々によく話を伺うのですが、入社後すぐに新しい職場に馴染み活躍をしている方もいれば、新しい環境に戸惑いながら必死に仕事を覚えるために頑張っている方など状況はさまざまです。
転職後に組織に早く馴染み活躍するために何が必要なのか、を考える上でこの本の内容が非常に参考になったので、本書を踏まえ考え方のポイントを3つ上げさせていただきます。

❚  1.「内定・入社」をゴールとしない

この本では「内定獲得」をゴールとして捉えておらず、転職後その組織に「馴染み、定着し、活躍すること」が転職の真のゴールと定義しています。
そのため転職のスタートから入社後の組織定着までを転職のプロセスとして捉えることを重要視しています。

多かれ少なかれ転職の入社前後はギャップが発生します。
内定をゴールとし、入社後に「思ってた会社と違う」となるのではなく、そのギャップに適応していく考え方を事前にもっておくことが大切です。
私たちコンサルタントも、できるだけ入社前後のギャップがないように企業についての情報提供や過去の転職事例をお伝えしますが、入社後でしかわからないことは必ずあり、ギャップをゼロにすることは非常に難しいです。
そういった入社前後のギャップがある中で、入社後のことを考えて活動をしなければ、本当の意味で転職の成功は難しくなります。


❚  2.自分は変わりうる存在と考え柔軟・能動的な行動を

入社後に感じるギャップを乗り越えるには、能動的に組織に馴染むような行動が求められます。
この時に必要なのは、【自分に合う職場か/そうでない職場か】の二者択一ではなく、自分は変わりうる存在であるとともに、組織や環境も変わる(変えられる存在)であるという考え方です。
私の実感でも、求められる職務において自身の仕事の幅を柔軟に広げてきた方は、転職後の活躍が早い印象があります。

この考え方を元に、転職先で困ったことがあったら自分だけで抱え込まず、上司や職場の同僚から積極的に支援を受けることをポイントとしています。
自身の振る舞いや仕事についてのフィードバック、組織についての情報提供など、自分から能動的に意見を求めに行くこと。
こうしたことで馴染みの早さや仕事のパフォーマンスに大きな影響が出るという結果が出ているようです。


❚  3.転職軸を持って転職プロセスに臨む

私が転職者の方々と関わる中で、転職後の活躍や満足度が高い方に共通していると感じるのは、転職のプロセスを通じて軸をきちんと持っている、ということ。
「何のために転職をしたいのか」「転職によって何を解決したいのか」といった転職の軸を明確にし、本当に大切にしたいことがわかっていれば、入社後ギャップの影響が少ないように感じます。

ただ転職の軸を明確にするのは非常に難しいです。
そのために我々コンサルタントがおりますので、面談などのコミュニケーションを通じて言語化できるようご支援をしています。
まずは壁打ち相手として、という温度感でも構いません。
話していくうちに自身の考えが整理されていきますので、転職の軸を決める上でぜひご活用ください。


新年度になり早いもので2ヶ月が過ぎました。
4月入社で転職した方が転職後の大小ギャップを感じ始める頃だと思い、今回は「転職学」の中の「新しい組織に馴染む科学的な方法」を参考に自分の考えを記載しました。
また、この本には、転職のプロセス全体を通じてデータを基にした詳細な研究内容が記載されておりますので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

 

この記事を書いたコンサルタント:池戸 岳(Ikedo Gaku)








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