転職理由と志望動機の伝え方【UIターン編】 <転職コラムVol.054>
コンサルタント 溝口静岡県へのU・Iターン
2021年05月19日(水)
こんにちは。コンサルタントの溝口です。
以前このコラムでもご紹介させていただいた通り、
ふるさと回帰支援センターが発表した移住希望地ランキング(2020年)で1位となった静岡県。
▼最新の移住希望地ランキング 第1位、最も人気が高かったのは「静岡県」
(https://linkambition.jp/columns/20210310/)
日頃、我々も移住希望者の転職相談を数多く受けており、実は、私自身も移住者の一人です。
今回は、面接の場で気をつけたい、UIターン転職における転職理由・志望動機の伝え方について書きたいと思います。
❚ どこまで正直に答えるべきか
移住して転職を検討されている方には様々な背景があると思います。
地元に帰りたい、両親のサポートをしたい、両親から子育てのサポートを受けたい、
仕事や旅行で静岡を訪れ気に入ってしまった、結婚予定の方が静岡にいる等々。
転職理由は、仕事とは直接関係なく「移住するため」という方も少なくないと思います。
しかし、こういった場合、面接の場ではどこまで正直に伝えても良いのでしょうか。
転職活動において転職理由や志望動機は、よく聞かれる質問であり、
選考を左右することもある大きなポイントのひとつです。
結論からすると、その事実は伝えても問題ありません。
ただしそれだけではなく、面接を通して、なぜこの会社なのか、この会社でどんな活躍をしたいか
というアピールがセットでできるよう準備しておくことをおすすめします。
既に年齢もキャリアも重ねられた方が、何かのきっかけで静岡に移住されること自体は、
中途採用を行っている多くの企業で理解があります。
加えて「静岡が好き」という思いがあれば、より好意的に受け止めてもらえることもあります。
その上で、採用側は「なぜうちの会社を選んだのか」、「どんな活躍をしてくれそうか」、「長く定着してもらえるのか」ということが知りたいのです。
本質は通常の転職面接と変わりませんが、ただ静岡に帰ってきたいだけ、ただ移住したいだけではないだろうかという採用側のバイアスは、面接の場でしっかりと払拭しておきたいところです。
また、どんな理由であってもポジティブに転換して伝えられるよう意識しましょう。
❚ Iターン転職での注意点
出身地とは違う地方へ移住する「Iターン転職」の際はより注意が必要です。
地元という事実があるUターン転職と比べて、静岡でなければならない理由を説明することが難しいからです。
静岡県の魅力はたくさんありますが、他の地域ではそれがないのか、また今の仕事をやめてまで?とツッコまれたときに、誰もが納得するような説明をすることができるでしょうか。
誤解していただきたくないのは、面接で「なぜ静岡なんですか」と聞かれたとしても、
採用側は不合格にしたいわけではありません。静岡に好意を持ってもらえるのは嬉しいものですし、
都市部で鍛えられた人材が新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。
しかし一方では、土地になじめなかったり、仕事が行き詰まったらどこかへ行ってしまうのではないか、という懸念があります。
ここでも大事なポイントは、移住はきっかけとして伝えるにとどめ、なぜその会社を選んだのか、どんな貢献ができるのか、どんな仕事をしたいのかという部分にボリュームを割くことです。
採用側が納得しやすい転職理由・志望動機を伝えることができれば、転職活動が大きく前進します。
また、UIターン転職を希望される方も、ここを整理していく過程で、改めて覚悟が決まり、転職後に後悔することも少なくなります。
私たちコンサルタントにもぜひお気軽にご相談ください。
第三者の視点で客観的に捉え直すことで、考えがまとまることもあるかと思います。
この記事を書いたコンサルタント:
溝口 拓(Mizoguchi Taku)
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