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静岡が世界に誇るタミヤのDNA — 地元出身コンサルタントとして感じたこと — [転職・キャリアコラムVol.195]

リンク・アンビション コンサルタントの大塚です。

2025年11月14日、タミヤ会長のお別れ会へ参列させていただきました。献花会は10時開始でしたが、私が到着した朝9時半の時点で、すでに多くの方々が列をつくっていました。
社名は控えますが、静岡の経済を支えてきた名だたる企業の社長の方々も静かに会場へ。

タミヤ会長がどれだけ多くの地元企業から尊敬され、愛されていたのか、どれだけ素晴らしい方だったのか、会場や参列者から伝わってくる献花会でした。








 【 目次 】 


 

1. 三世代でタミヤ製品に親しんできた“個人的な感謝”


タミヤ会長の穏やかな笑顔の写真を前に献花をしながら、私はお仕事として中途採用を支援させていただいているご縁への感謝、 そして 「三世代でタミヤ製品に育てていただいた」 ことへの感謝をお伝えしました。



 

2. 父、私、息子——三世代それぞれのタミヤ


■ 私の父
バイクや模型が大好きで、棚に飾られたバイク模型を触るたびに怒られた幼少期。
あの“触れてはいけない模型のかっこよさ”を覚えています。

■ 私自身
ミニ四駆世代まっただ中。
友達より速くしたくて、パーツ交換はもちろん、ボディを軽量化しようとカッターでくり抜いたり……。
勝てば嬉しく、負ければ悔しく、そんな日々がすべて楽しかった。

■ 私の息子
プログラミングとロボットが大好きで、タミヤの 「プログラミング工作キット」 に夢中でした。
ギア比、機構、センサー……タミヤ製品を通じて論理的思考が育ち、今では数学や物理が大好きな高校生に成長してくれました。

三世代の“ワクワク”を生み続けてくれた会社が静岡にあることに、改めて誇りを感じます。そして、そのものづくりの喜びを静岡から世界中に広げた、タミヤ会長を心から尊敬します。


3. タミヤ博物館で童心に帰る


献花後は本社内の タミヤ博物館 を見学しました。



同行した弊社代表・原口と懐かしいミニ四駆を前に語り合い、 「これ昔使ってた!」「友達がこれ持ってたなあ……」と、気づけば完全に少年時代へタイムスリップ。
タミヤ製品が生み出す“思い出の力”を改めて実感しました。
会場では田宮会長を慕う多くの方々が交流し、新たな出会いや会話が生まれていました。
会長が遺された“ものづくりで人をつなぐ力”が今も生きていると感じました。

4. “そこまでやるか”という感動 —— タミヤフェア先行見学


献花後は、11月15・16日にツインメッセ静岡で開催される タミヤフェア に一足早くお邪魔させていただきました。



特に衝撃だったのは金型の精度。
2枚の金型を合わせてプラモデルを成形しますが、その隙間は 0.03mm以下 だと伺いました。



肉眼では完全に“隙間ゼロ”。
この精度を保ちながら量産するという、ものづくりの執念と誇りに心を打たれました。
その他の展示からも、 「遊びに本気で向き合う」 タミヤの情熱が伝わり、 “さすがタミヤ” という表現が自然と口をついて出てしまうほどでした。





5. タミヤから学ぶ、地域企業の本質


今回の献花とフェア見学を通じて、私はコンサルタントとして以下をタミヤ社から学びました。

・妥協しない「品質へのこだわり」
・遊びを本気で追求する「情熱」
・子どもから大人まで魅了する「世界観作り」
・そして何より「地域に根差した誇り」

静岡には、世界に誇る技術と文化を持つ企業がたくさんあります。
私たちリンク・アンビションは、そうした企業と共に、地方をもっと元気に、もっと魅力ある街にする仕事をしたい。今回、改めてそう思いました。
会長のご功績に深い敬意を表するとともに、地域の未来を担う企業と人材をつなぐ使命を、これからも果たしていきます。

6. 最後に


タミヤ会長、本当にありがとうございました。
そして静岡の企業が持つ素晴らしい力を、改めて胸に刻む一日となりました。


 


 

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大塚 庸兵

この記事を書いたコンサルタント

大塚 庸兵

OTSUKA YOHEI

AREA:静岡

私は、Web/アプリ開発のプロジェクトマネジメントとビジネス戦略の両面で責任者を務めた経験があり、ITエンジニアや企画職の転職支援に強みを持っています。また、Webマーケティングの営業マネージャーとしての経歴を活かし、Web広告営業、ITコンサルティング、金融営業などのコンサルティング職の支援も得意としています。