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【2025年8月更新】静岡県の最新雇用情勢|有効求人倍率は 1.07倍(対前月 -0.01 pt)

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静岡労働局から、2025年 6月 の静岡県内の雇用情勢について発表がありました。
静岡労働局では雇用情勢の概況について「県内の雇用情勢は、改善の動きに弱さがみられる。引き続き、物価上昇等が雇用に与える影響に注意する必要がある。」としています。
詳しくお伝えします。

現在の静岡県内の雇用情勢概況


topics 求人倍率  ≫≫≫ 有効求人倍率:1.07 倍 (対前月 - 0.01 pt) ★53 か月連続で1倍台
有効求人数(季節調整値) ≫≫≫ 60,331 人(前月比 - 0.7 %) ★2か月連続の減少
有効求職者数(季節調整値) ≫≫≫  56,374 人(前月比 - 0.2 %) ★2か月ぶりの減少



<有効求人倍率とは>
 厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。 

【算出方法】
 有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)

【数字の見方】
 倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある) 
 倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況) 
 倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)

※景気動向指数としての側面があります。
労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」 
 景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。

求人倍率


有効求人倍率(季節調整値)は 1.07 倍 /対前月 - 0.01 pt
新規求人倍率(季節調整値)は 1.95 倍 /対前月 - 0.01 pt

正社員の有効求人倍率(原数値)は 0.98 倍 /全国値( 0.98 倍)と同水準


 




出典:静岡労働局「職業安定業務統計資料」




求職の状況



新規求職者数は 10,057 人 / 対前年同月比 - 0.1 %
雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は13,879人/ 対前年同月比 + 1.6 %
雇用保険受給者実人員は 12,992 人 / 対前年同月比 + 4.2 %

現在の日本国内の労働力調査

topics  就業者数  : 6873 万人(前年同月比 +51 万人)  35 か月連続の増加
 完全失業者数: 完全失業者数は 176 万人(前年同月比 -5 万人)  5 か月連続の減少
 完全失業率 : 完全失業率(季節調整値)は 2.5 %       前月同率


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出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」


<完全失業率とは>
 総務省が発表する統計値の一つで「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。 
 数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。  

【算出方法】
完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100
※景気動向指数としての側面 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。