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転職市場において求められる英語力 ［転職・キャリアコラムVol.162］
キャリア形成コンサルタント 種市転職を考えたら（転職活動・情報収集） 2024年10月9日(水)
こんにちは リージョナルキャリア静岡（株式会社・リンク・アンビション）キャリアコンサルタントの種市です。
大手企業を中心に応募要件で語学力が問われる求人票が普通になってきました。
とは言え、地方ではまだまだ語学力が高い人材はそこまで増えていません。
実際に必須要件にTOEIC点数などが記載されているものはどの程度のレベルが求められているのでしょうか。
転職市場でいわれる英語レベル
語学力の表記は主にTOEIC／TOEFLスコアや日常会話、ビジネスレベル、ネイティブレベルと表記されます。
TOEICについて求められるものは600以上が多く、700以上は業務において英語が必要というものが多いです。
ちなみに500以下は履歴書に記載しない方がよいとされています。
後述しますが、このスコア設定に企業サイドで明確な設定基準がない案件も多く、スコアに満たなくとも書類が通るケースは多々あります。
一方、ビジネス／ネイティブレベル表記ですが、この表記をしている求人は業務で使用頻度が高い、
もしくは社内コミュニケーションにおいて英語を使用することが多いことを指しています。
このレベルにおいて明確な線引きはございませんが
このような温度感であとは各企業ごとに上振れ下振れします。
ノンネイティブの方が学習で身に付けられるもので、わかりやすいのはTOEICスコアが多いです。
語学力が必須要件かどうか
職種自体が海外営業やグローバルマーケティングなど
あからさまなものはさておき、一見、何故語学力が必要なのか？という求人も多く存在します。
例えば「TOEIC700以上」という求人があったとします。
必要な理由として
・売り上げの多くが海外市場。拠点も海外に多くやり取りが発生するので必要
・今後の事業展開を見据えて英語に明るい人材が欲しい、と経営陣が言っている
・管理職登用にTOEICスコア条件がある
どうでしょうか、上記3つの理由それぞれで募集ポジションに必須かどうかは変わってきます。
入社時に必要なのではなく、入社後に身に付けられる、もっと言うと学習する意識があればOKという求人が数多く存在しています。
英語が苦手という方には難しいかもしれませんが、今後勉強する意思がある方は充分チャンスがあると言っていいでしょう。
必須要件か歓迎要件かもありますが、業務内容において英語が必要なのかどうかはよく考えてみる。
転職エージェントを利用されているのであれば、確認してみることをお勧めします。
英語が苦手でも内定がでた事例
弊社の転職支援サービスを利用した方の実際の事例を紹介します。
・29歳男性
英語は留学と技能実習生と話しているが、英語での業務経験無し→グローバルマーケティングで内定
このケースは海外赴任希望という事が評価につながり内定まで進みました。
海外赴任を希望する方は最近少なく、この1点で必須要件を突破しています。
・34歳男性
英語は全然ダメ、TOEICも受験なし→TOEIC700必須案件で内定
この方は英語以外での職種マッチ（財務系）が高かったこと、面接での人物評価が高かったことで内定が出ました。
採用基準の高い大手メーカーです。1次面接のフィードバックで語学面を懸念として伝えられていましたが、他でカバーした結果です。
要因も様々なので一概に言えませんが、今回伝えたいこととしては「必須要件」は必須ではないことがあるということです。
仕方ないと思いますが、応募先の選定の際に求人票の応募要件を気にしすぎる方が多いと感じています。
大手エージェントにはできませんが、弊社のように 企業へ交渉できる転職エージェントであれば、
満たない要件を他の強みで補って推薦することができますので、転職エージェントからお勧めされている求人や企業であれば、まずは話を聞いてみることをお勧めします。
静岡県で英語を使用する求人
