ニュースリリース 2020年8月24日(月)
静岡県へのUターン・Iターン転職を支援する
リージョナルキャリア静岡において、静岡本社企業に対して
「コロナ禍における採用動向アンケート」を行ったところ、
115社より回答を得ましたので、以下にて調査結果をご報告します。
アンケート回答企業の業種は、
メーカー(38.3%)、建設・不動産(18.3%)、IT・通信(12.2%)、
従業員数は99人以下(49.6%)、100人~499人(31.3%)、
500人~999人(12.2%)の順で多くなっています。
今後の採用見通しは、採用数を増やす(7.0%)、
同数の採用を続ける(52.2%)が全体の約59%を占めており、
企業の採用意欲は底堅いようです。
■「採用を増やす」「同数の採用を続ける」理由(記述回答より抜粋)
・5G対応やDX推進の大きな流れはコロナ禍でも変わらず、専門性の高いピンポイントな求人は続けていく(メーカー)
・新工場建設に伴う事業拡大(メーカー)
・将来に向けての人的投資(建設・不動産)
・不景気の時しか中小にはチャンスが無いと考えているため(メーカー)
・平時では採用が難しい業種の一つだと認識しており、今がチャンスだと思っている(流通・小売)
・クライアントの要望に迅速・専門的に対応する事を目的に、事業部分け、分社化を行い組織体制強化のため(サービス)
・経済・過ごし方の変化に柔軟に対応していくために、新しいサービスを創る(サービス)
■「採用数を減らす」「採用をストップする」理由
(記述回答より抜粋)
・見通しが明確に立っておらず、新規採用に慎重にならざるを得ないため。(メーカー)
・コロナ禍が終息するまでの景気動向が不明瞭なため(メーカー)
・計画(予算)通りの新卒採用ができた。(IT・通信)
・余剰人員が発生しているため(その他)
■「まだ分からない」理由(記述回答より抜粋)
・コロナ影響を考慮のうえ採用活動再開時期を検討中(メーカー)
・現時点ではコロナの影響で既存社員のアサインに苦慮している状態(IT・通信)
・売上減による(メーカー)
・派遣社員の増員で対応(メーカー)
・優先課題が、収益性を高め利益を上げることにあるから。(金融)
・教育、仕組みづくり(その他)
コロナ禍における人事面での課題では、
最も回答が多かったのが「選考の変化への対応」で、
採用プロセスのオンライン化が
大企業だけではなく、中小企業にも広がっております。
次に「働き方の変化への対応」となっており、
テレワークの導⼊や、テレワーク下での新⼈教育となっています。
また、テレワークを希望する応募や、
これまでにない就労体系希望者への対応を検討する必要がある
といった声もあるなど、
多くの企業にこういった課題感があることが浮き彫りになりました。
また、全国939社の企業から得た回答は
下部[ 参考サイトURL ]より静岡県の調査結果と併せてご覧いただけます。
コロナ禍における日本国内の採用状況はどうなっているのか、
また、どうなっていくのか、ご一読いただけますと幸いです。