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年収はできるだけ維持したい…【Uターン転職時に必要な求人の情報収集について】 ［転職・キャリアコラムVol.140］
コンサルタント 原口愛知県へのU・Iターン静岡県へのU・Iターン 2023年12月14日(木)
こんにちは。リージョナルキャリア静岡（運営：株式会社リンク・アンビション）
キャリアコンサルタントの原口です。
今回はUターン転職をする時の求人情報の収集について書きたいと思います。
上場企業や大手有名企業をはじめ数多くの企業が首都圏に集中しており、
地方で首都圏と同レベルで福利厚生が充実している企業や現在の年収を維持できる企業は、ほとんど見つからないのが現状だと思います。
弊社に相談にいらっしゃるUターン転職希望者も「地方移住の際に大幅な年収ダウンがネックになっている」とのご相談が非常に多くなっております。
一般的な求人情報の収集方法
ちなみに、求人情報の収集は皆さんどのように行っていますか？
多くの方は下記のような方法で情報収集を行っていると思います。
■ 求人情報サイト
インターネット上には多くの求人情報サイトがあります。
例えば、Indeedや求人ボックス、Googleしごと検索などのアグリゲーション型のサイトや
リクナビNEXT、マイナビ転職、dodaなど中途採用情報に特化したWEB媒体があります。
これらのサイトで検索をかけ、希望する条件に合った求人を探されている方も多いのではないでしょうか。
■ 転職エージェント
転職エージェントは、「転職したい方」と「人材を探している企業」の間に立ち、仲介を行うサービスです。
その人材紹介会社に登録し、キャリアコンサルタントと連絡を取ることも一つの手段です。
キャリアコンサルタントは実際に企業に出入りしているので企業情報を豊富に持っています。
応募を検討している企業の担当者に聞いてみれば、求人票だけでは分からない情報を詳しく教えてくれますので、自分で情報を収集する手間が省けますし、応募の可否の判断もしやすく、求人を厳選していくことも可能です。
■ 企業の公式WEBサイト
入社したい企業が決まっていれば、求人情報サイトだけでなく、企業の公式WEBサイトで探すのも1つの方法です。
近年、自社のWEBサイトで求人情報を公開する企業が非常に増えています。
10年前と比べると量だけではなく求人ページの質も向上し、企業理念/ビジョン、 代表者メッセージ、社員インタビュー、求める人物像、仕事の内容、研修/育成制度/キャリアパス、採用までの流れ、会社概要、事業内容、企業文化/働く環境/福利厚生など、しっかり求人ページを設計し作りこんでいる会社が増えたことで、知りたい企業情報が簡単に手に入るケースも多くなっています。
■ SNSの活用
企業と求職者とがSNSを通してお互いの情報を事前に知ることができるため、うまく使えば転職活動にかかるコストや時間の削減をすることが可能です。
海外では既に採用活動の有効な手法としてソーシャルリクルーティングが一般的となっていますが、近年では日本でも大都市を中心とした企業でインターネットを利用した採用活動の新しい手法として導入する企業が増えています。
Linkedin、Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、LINEなどが代表的なツールです。
■ ハローワークなどの地元の雇用サービス機関
地元の雇用サービス機関は、地域の求人情報や雇用支援サービスを提供しています。
例えば静岡の情報であれば、東京でも、ふるさと支援回帰センターや静岡県移住相談センターなど、県や市町村の出先機関もあるので、誰でも気軽に活用が可能です。
■ その他
企業で働く社員が持つ人脈を利用して人材にアプローチする採用手法(リファーラル採用)やスカウト型の転職サイトなど、求人情報を獲得する手段は様々で、多様なリクルーティングモデルがあります。
地方のミドルクラス～ハイクラス求人が見つからない理由
上記でご紹介したように転職活動に活用することができるサービスやツールは増え続けていても、静岡県や愛知県で年収1,000万円以上の求人を探すことができずに弊社にご相談に来られる転職希望者は後を絶ちません。
なぜかというと、年収が高い求人のほとんどは幹部人材やCXO、事業継承などといった企業の要となる方の採用ニーズで機密性が高く、WEB上に公開されることはほとんどないと言っても過言ではないからです。
また、ATS(採用管理システム)の台頭で企業の採用活動に必要な業務を一元的に管理し、効率化することができるようになりました。それにより求人情報を提供している会社の営業担当者も経営者や事業のキーマンとコミュニケーションをとる機会が少なくなり、経営課題に隠れた潜在的な求人ニーズを見逃しているケースが多々見られます。
この見逃している求人こそミドルクラス～ハイクラスの「要人材」の求人です。
そのような状況から、特に大都市で勤務しているUターンやIターン転職希望者は、地方で年収1,000万円以上の求人を見つけることは至難の業です。
例えば私の会社の本社がある静岡の場合、年収300万円～500万円以下の求人であればネット検索で事足りるケースも多いと思います。
それが年収500万円以上となるとほとんどが理系求人ばかりになり、管理部門で年収800万円を超えるWEB上で公開されている求人はほとんどありません。
しかし、そのようなミドルクラス～ハイクラス求人は表面化していないだけで、実際には多くのニーズが地方にはあります。
その時に重要となるのが情報収集の手段となるわけです。
地方におけるミドルクラス～ハイクラス求人情報の収集方法
情報収集の手段としては、相談する会社の特徴をしっかり調べて、自分の志向に合った会社のサービスを利用することです。
特にハイクラス求人をお探しの方は、転職エージェントからの情報収集をおすすめします。
転職エージェントを選ぶ基準としては複数ありますが、
「地元に根を張り、地元の優良企業の経営者との深いつながりがどれだけあるか」
この1点が特に重要となると思います。
理由は、企業からすると機密性の高い希少な求人は、信頼できるパートナーにしか相談できないからです。
また、地方に関しては大手企業のサービスより、地場企業のサービスの方が希少性の高い情報をもっていることも多いです。
地元に根差し、担当変更も少なく、何年もその企業と関係を構築し深めていることが要因だと思われます。
地元で根を張り信頼されている転職エージェントという関係性があるからこそ、地元の優良企業の経営者から「企業の事業戦略上、一般に公開できない求人」や「社内でも秘密にして選考を進めたいため非公開情報にしている求人」など、WEBには、オープンにできない情報を、提供できています。。また、そのつながりから経営者や事業のキーマンに直接ポジションの提案を行い、存在していなかった新たなポジションを創ってもらうこともあります。
弊社は県内の上場企業や有名企業との経営者や事業キーマンとの深いつながりを持っていますので、ぜひ「仕事」も「給与」も妥協したくない地方への移住転職をお考えの方は一度ご相談ください。
この記事を書いたコンサルタント｜原口 翼
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