【西伊豆町】絶景オフィスでのワーケーション体験!観光地での仕事と余暇の愉しみ方
静岡県の暮らし・制度
2023年8月24日(木)
こんにちは。 リージョナルキャリア静岡(株式会社リンク・アンビション)大塚です。
8月某日、西伊豆でワーケーションをしてきました。
結論からお伝えすると・・・「観光地でのワーケーション」はとってもオススメです!
今回のワーケーションの実体験を、単なるレポとしてではなく、今後の「ひとつの働き方」としてお伝えしたいと思います。
ぜひご覧ください。
「ワーケーション」と「リモートワーク」について
まずは、ここで改めて「ワーケーション」について、国土交通省 観光庁ではこのように定義しています。
「ワーケーション」とは、Work (仕事)とVacation (休暇)を組み合わせた造語。
テレワーク等を活用し、リゾート地や温泉地、 国立公園等、 普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ 仕事を行うこと。
「リモートワーク(テレワーク)※以下リモートワーク」など働き方の多様化が進む中、「ワーケーション」は新しい働き方のひとつとして注目されており、認知度は約8割にのぼりますが、実際の体験者は全体の4.3%しかいないそうです。
実は私は、世の中で「リモートワーク」という名もまったく聞こえなかった、11年前からリモートワークをしています。
弊社では「時間や場所に拘束されるのではなく その人が一番良いパフォーマンスができる働き方」を推奨しており、オフィスまで片道1時間半かかり、3歳の小さな息子がいた当時の私に、会社が「一番働きやすい方法」を考えてくれた結果が、今でいうリモートワークという働き方でした。
その会社として社員に対する柔軟な取り組みを認めていただき、2016年には、静岡市企画の『多様な人材の活躍応援事業所表彰(旧:女性の活躍応援事業所表彰)』大賞を受賞。
弊社がその働き方を導入した8年後、世の中はコロナ禍に突入。ここ2~3年で在宅で仕事をするという仕組みを導入する企業も増えていきました。
今考えると、ずいぶんと前から 弊社では働き方の最先端を走っていたことに改めて、会社に感謝するとともに誇らしく思います。
ただ、弊社が大切にしているのは「リモートワーク」ありきの働き方ではありません。
求職者の皆さまが「大切な人のそばで、らしく暮らす。心が安らぐ街で、あつく働く。」ことを支援する転職支援会社として、自社としても社員の働き方のベストを常に模索しています。
そういう意味でも、新たな働き方の選択肢のひとつとして、今回「ワーケーション」を体験できたのはよかったと思います。
リモートワーク歴11年の私だからこそ明確に感じた「ワーケーション」の良さを3つお伝えします。
ワーケーションの3大メリット
1.いつもと違う職場環境、自然の中でリフレッシュ
今回は、西伊豆町で新しく設置された「ワーケーション用トレーラーハウス」の体験モニターとして2泊3日で行ってきました!
場所はガラスミュージアム「黄金崎クリスタルパーク」の敷地内。
(9月~10月頃、西伊豆・宇久須キャンプ場へ移動予定)
この連なった建物が 今回の拠点となるトレーラーハウス。 左側がオフィス、右側が宿泊施設です。
明るく清潔感があって、Wi-Fiなどの調子も良く、広々と使えるデスク。
木のいい香りがする快適なオフィスです。
この部屋にはデスクと椅子しかないため、集中できて仕事も捗ります。
まるで絵が飾られているかのような風景の見える窓。
少し外に目をやるだけでも癒し効果抜群。
こちらは、宿泊するお部屋です。
ロフトが2つ、ソファ、食卓、シャワー、トイレ、冷蔵庫、キッチン、炊飯器、カトラリー。
食材さえあれば、特別外に出る必要のないほど、生活必需品が揃っている居心地のよい空間です。
オフィスと宿泊場所は ドアから外に出ないと移動ができません。
職場と休憩所が完全に切り離されているため、ON/OFFの切り替えができてかなりいい環境です。
夜に外へ出て空を見上げると満天の星空。
長い尾を引く流れ星が見えました。それだけでもう、疲れもどこへやら。
心が満たされていくのを感じる贅沢な時間でした。
2.平日なので、人気観光スポットも混んでない!
観光地の有名スポットは、週末は混んで行列、何時間待ち・・・というのがざらですよね。
でも平日だったらさくっと入れます。
■「伊豆仁科港 沖あがり食堂」(海鮮、丼)
オフィスとなったトレーラーハウスから車で10分で、繁盛店にも待ち時間0で入店。
仁科港は一本釣りによるイカ水揚げで県下1位。
ここでは、昼獲れの新鮮なイカを食べることができます。
スルメイカの刺身と漬けの2種類に玉子の黄身と生姜をのせた「イカさま丼」
特製の漬けダレに漬けたイカと、地元仁科の養鶏場から仕入れた濃厚な卵の黄身で夕陽をイメージした「夕陽丼」
絶品です。
お土産にイカの塩辛も購入しましたが、臭みがまったくなく、イカの甘味と旨味を感じるとてもおいしい塩辛でした。
オフィスからお店へ向かい、食べて戻っても40分程度。
お昼休みに 観光気分を味わえて、充分な息抜きになります。
■沢田公園露天風呂
断崖にある小さな岩風呂。目の前は駿河湾という開放感。
ゆるキャン△の聖地巡礼ということで近年さらに人気のスポット。
18:20頃まで仕事をして、18:45の日没を目指して行ったところ、こちらも待たずに入れました。
夕陽の景勝地として名高い黄金崎の夕陽が水平線に沈む、という絶好の景観を眺めながら温泉に浸かります。
温泉でのリラックスが効果てきめん。翌日の仕事も清々しい気持ちでスタートできました。
2日目の朝は、なんと海水浴からスタート!
始業前の小一時間でシュノーケリングをしてからの仕事。
これぞワーケーションならではのアクティビティです。
そのほか、美味しかった西伊豆グルメ。
■「はちのす」(居酒屋)
さっぱりした塩鰹うどんは、西伊豆の伝統的保存食とも言われるご当地グルメのひとつ。ネギ焼きも美味でした。
■「旬感 竹内」(和食) お刺身が美味しかったです。
夕飯も、どこも待ち時間なし。
人気スポットであってもすんなり入店できるというのは非常に満足度が高いです。
3.週末と合わせると、余裕のある観光地巡りができる!
仕事が終わったら もうそこは観光地!というのがこの観光地ワーケーションのすごいところ。
金曜日の夜~週末にかけて ゆっくりと観光地巡りができます。
土曜日は朝から、ガラス工房へ行きました。
西伊豆町・宇久須地区はガラスの主原料「珪石」の産地で、移住してきたガラス作家さんたちが創作活動をしています。
■吹きガラス工房「FARO(ファロ)」
周囲を囲む緑に、赤い工房が際立っています。
何を隠そう・・・
わたしは、このFAROさんに17年ほど前、吹きガラスを教わりに通っていたのです。
友人の結婚式に、作ったガラスの食器を贈りたいと思い、車で西伊豆に通いました。
今も家にはその当時に作ったガラス食器がいくつかあります。
17年ぶりの再会でしたが、ガラス作家の先生もおぼえてくださっていて、感慨深い時間を過ごしました。
息をのむような美しい虹色グラス。
後から色を塗ったり吹き付けたりしているわけではなく、色ガラスを吹き重ねて作られているので、このまま色あせることはありません。
手で持ったときのグラスの収まり具合や、繊細なグラデーションの映りに、ガラスを知り尽くした職人技が光ります。
西伊豆に行った際の記念品としてはもちろん、オンラインショップも運営されていますので、ぜひチェックしてみてください。
■宇久須神社
鉱山のあったこの地区を守ってきたこの神社は「風鈴神社」とも呼ばれています。
ガラス作家が奉納した青い風鈴が、自然の中 風に吹かれて涼しい音色を響かせていました。
■中伊豆ワイナリーヒルズ
おなかが空いて、中伊豆ワイナリーヒルズで2日間のみ限定開催されていたスイーツビュッフェ「SWEETS BUFFET & SWEET WINE GARDEN」へ。
真夏の大空の下に広がる葡萄畑。
ガラス越しに富士山を見ながら食事を楽しめます。
夜は 急遽誘われて 隣の神奈川県湯河原町までお祭りに出かけました。
神奈川にもふらっと気軽に行けてしまう静岡県東部のロケーションの良さを実感。
西伊豆~中伊豆~神奈川県湯河原町まで遊び尽くしましたが、家に戻ったのは土曜日。
休日が1日しかなかったとは思えないほど、伊豆を満喫した3日間になりました。
まとめ
ワーケーションは、もちろん毎日できることではありませんが、下記のようなタイミングで取り入れると、とても効果的なのではないかと感じました。
●気分転換に年に数回
●仕事を休める状況にはないけれど、疲れが蓄積していると感じている
●拠点間が離れていて、なかなか全社員揃って仕事をすることがないが、時には一緒に仕事をしたい
●開けた環境で、今後の会社の展望など社員同士思い切り意見を交わし合いたい
また、ワーケーションはまだまだ一般的ではありませんが、もっと浸透していけば、観光地への旅行需要のUPなど地域活性に繋がる可能性も感じました。
中でも、海・山の自然の恵みを風景からもグルメからも存分に堪能できる、静岡県でのワーケーションは本当にオススメ。
「思い切り働き、豊かに暮らす」を両立できる静岡県での日常をぎゅっと1日に凝縮したような贅沢体験ができます。
UターンやIターンなど、静岡への移住をお考えの方もぜひ一度体験してみてください^^
日本奇岩百景にも選ばれた黄金崎の馬ロック(たしかに馬のよう・・・)
弊社スタッフ 小林が以前 西伊豆を訪れた際の、駿河湾フェリーで行った土肥・堂ヶ島の旅の模様もあわせてご覧ください。
駿河湾フェリー(清水⇔土肥)プチトリップ
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