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【2023年6月発表】愛知県の最新雇用情勢|有効求人倍率は 1.32倍(前月同水準)

愛知労働局から、2023年4月の愛知県内の雇用情勢について発表がありましたので、詳しくお伝えします。



 5月の有効求人倍率は、企業の求人数を働く場所ごとに集計した「就業地別」で、
 愛知県は前の月と同じ水準でした。

 愛知労働局は「雇用状況の回復傾向が継続している」という認識を示したうえで、
 「これまで新型コロナウイルスの影響を受けてきた宿泊・飲食サービス業など
 一部産業における求人の動向の把握に努めるとともに
 エネルギー価格や原材料価格の上昇などが雇用に与える影響について
 引き続き注視する必要がある」としています。

(参考:NHK 東海 NEWS WEB 2023/07/01)

     


現在の愛知県内の雇用情勢概況

topics  有効求人倍率  : 1.32倍 (対前月 同水準)
 新規求人倍率  : 2.59倍 (対前月 + 0.41 pt)
正社員有効求人倍率: 1.08倍 (対前年同月 - 0.01 pt)

       



<有効求人倍率とは>
厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。


【算出方法】
有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)


【数字の見方】
倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある)

倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い(転職しやすい状況)

倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)



※景気動向指数としての側面があります。
労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」

景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。

    


有効求人・求職の状況


全国の有効求人倍率は 1.31 倍 /対前月 - 0.01 pt
東海の有効求人倍率は 1.34 倍 /対前月 + 0.01 pt


愛知県の有効求人倍率は 1.32 倍 /対前月 同水準
有効求人数は 128,093 人 /対前月 - 0.1 %
有効求職者数 97,357 人 /対前月 +0.1 %


 (※すべて季節調整値)



新規求人・求職の状況


新規求人倍率は 2.59 倍 /対前月 + 0.41 pt
新規求人数は 46,917 人 /対前月 + 11.1 %
新規求職者数は 18,139人 /対前月- 6.4 %


 (※すべて季節調整値)  


 



出典:愛知労働局「職業安定業務統計資料」


     


 


現在の日本国内の労働力調査


 


topics  就業者数  :就業者数は6745 万人(前年同月比 + 15 万人)   10か月連続の増加
 完全失業者数:完全失業者数は 188 万人(前年同月比 - 3万人) 3か月ぶりの減少
 完全失業率 : 完全失業率(季節調整値)は 2.6 %       前月と同率


 


出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」


 



<完全失業率とは>
 総務省が発表する統計値の一つで「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。 
 数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。  

【算出方法】
完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100 
※景気動向指数としての側面 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。