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【2023年4月発表】愛知県の最新雇用情勢|有効求人倍率は 1.34倍(前月‐0.06 pt)

愛知労働局から、2023年3月の愛知県内の雇用情勢について発表がありましたので、詳しくお伝えします。




3月の有効求人倍率は愛知県は2か月連続で前の月を下回りました。
全国平均は1.32倍で、東海3県はいずれもこの水準を上回っています。


労働局は「一部産業で求人が減少するなど雇用情勢の持ち直しの動きが弱まりつつある状況が継続しているが、一定の水準は維持し人手不足感は高い」という認識を示しました。

その上で「半導体不足や物価上昇の影響に加え、大型連休後の新型コロナウイルスの状況の変化が雇用に与える影響を引き続き見守る必要がある」と指摘しました。

 (参考:NHK 東海 NEWS WEB 2023/04/28)




 
現在の愛知県内の雇用情勢概況

topics 求人倍率  ≫≫≫ 有効求人倍率: 1.34倍 (対前月 - 0.06 pt)
求人の状況 ≫≫≫ 新規求人数 : 131,617人(対前月 - 3.1 %)
求職の状況 ≫≫≫ 新規求職者数: 97,885人(対前月 + 0.6 %)

      


<有効求人倍率とは>

厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。

【算出方法】

有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)

 

【数字の見方】

倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある)
倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い(転職しやすい状況)
倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)

 

※景気動向指数としての側面があります。

労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」
景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。


 

有効求人・求職の状況


全国の有効求人倍率は 1.32 倍 /対前月 ‐0.02 pt
東海の有効求人倍率は 1.35 倍 /対前月 -0.05 pt

愛知県の 1.34 倍 /対前月 - 0.06 pt
131,617 人 /対前月 - 3.1 %
97,885 人 /対前月 + 0.6 %
 (※すべて季節調整値)

新規求人・求職の状況


新規求人倍率は 2.26 倍 /対前月 - 0.20 pt
新規求人数は 42,219 人 /対前月 - 9.9 %
新規求職者数は 18,663 人 /対前月 - 1.8 %


 (※すべて季節調整値)


出典:愛知労働局「職業安定業務統計資料」


 

現在の日本国内の労働力調査



topics 就業者数、雇用者数:就業者数は 6699 万人(前年同月比 + 15 万人)   8ヵ月連続の増加
 完全失業者数  :完全失業者数は 193 万人(前年同月比 + 13 万人  21か月ぶりの増加
 完全失業率   : 完全失業率(季節調整値)は 2.8 %(前月比 + 0.2 pt )

  


出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」



<完全失業率とは>
総務省が発表する統計値の一つで「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。
数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。
 
【算出方法】
完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100
※景気動向指数としての側面 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。