静岡県の暮らし・制度 2024年03月25日(月)
リージョナルキャリア愛知(運営:株式会社リンク・アンビション)のスタッフ、大塚です。
3月は卒業のシーズンですね。4月からは新しい学校生活が始まります。
今回は愛知県の高校についての情報をお伝えしたいと思います。
順位 | 学校名 | 公私 | 偏差値 | 入試合格数(人) | ||||
東大 | 京大 | 旧帝大+一工 ※1) | 慶應義塾 | 早稲田 | ||||
1 | 東海高等学校 | 私立 | 72 | 38 | 25 | 96 | 63 | 97 |
2 | 旭丘高等学校(普通科)※2) | 公立 | 71 | |||||
2 | 岡崎高等学校 | 公立 | 71 | 26 | 34 | 110 | 31 | 45 |
2 | 滝高等学校 | 私立 | 71 | 8 | 12 | 65 | 28 | 22 |
5 | 一宮高等学校(普通科)※2) | 公立 | 70 | |||||
5 | 刈谷高等学校 | 公立 | 70 | 11 | 11 | 103 | 5 | 16 |
5 | 時習館高等学校 | 公立 | 70 | 4 | 8 | 58 | 11 | 21 |
5 | 明和高等学校 | 公立 | 70 | 7 | 34 | 92 | 17 | 16 |
5 | 名古屋市立向陽高等学校(国際科学科)※2) | 公立 | 70 | |||||
10 | 名古屋市立向陽高等学校(普通科)※2) | 公立 | 69 |
※1)旧帝大+一工: 北海道、東北、名古屋、大阪、九州、一橋、東京工業大学(東大、京大を除く)
※2)旭丘高等学校、一宮高等学校、名古屋市立向陽高等学校(国際科学科)は令和5年度進路実績はHP公開していません(2024年3月時点)
やはり、高校偏差値ランキングに名を連ねる名門校は、東大や京大をはじめ、慶應義塾大学や早稲田大学など、国公立・私立ともに全国トップクラスの難関大学へ合格しています。
最難関大学にも2桁の合格者が出ています。
また、名古屋大への進学数はやはり多数います。
愛知県の高校の数は、国立2校/公立164校・1分校/私立55校の221校。大学キャンパス内に設立されている国立高校(愛知教育大学附属高等学校、名古屋大学教育学部附属高等学校)が2校あります。
生徒数は181,249人(男子 91,585人、女子 89,664人)です。
(参考:愛知県県民文化局県民生活部統計課 ※令和5年度)
そのうち一部の高校についてご紹介します。
私立中高一貫の男子校。中学生の地域別入学者数では、計360名の入学者のうち、324名が愛知県内の中学出身者です。
難関大はもちろんのこと、医学部医学科への進学率は、全国的に見ても高い実績を誇ります。
名古屋大への進学者59名中30名は医学部医学科。
私立大学医学部医学科への進学者は合計86名となっています。
また、卒業生の多くが進むべき道へ輝かしい飛躍を遂げています。
元総理大臣・海部俊樹氏、スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏、高須クリニック・高須克弥氏、予備校講師・林修氏、最近ではメルカリ創業者であり同代表取締役CEOの山田進太郎氏の出身校と言えば、東海高校が日本が誇るスペシャリストを多く輩出しているということがお分かりになるかと思います。
通商「旭」。県内唯一の私服通学校です。
旭丘高校は進学実績を公には公表していませんが、東大・京大への進学の多さから、私立・公立含めた進学実績ランキングトップと言われる県立高校です。
多くの進学校が受験に特化した科目を中心に勉強させるのに対して、旭丘高校では、全人教育という知識だけにかたよった教育ではなく、性格教育、情操教育なども重視する教育を行っています。
上記のランキングには載っていませんが、2022年新設の話題の私立高校をご紹介。
愛知での私立高校の新設は27年ぶりで、名古屋商科大学のキャンパス内に設けられる全寮制の男女共学校です。
最大の特徴は、公用語が英語。授業がすべて英語で行われるということです。愛知にはグローバル企業がたくさんあり、県内大手メーカーからも声が上がるため、海外から来日した家族や帰国子女の受け入れなどが予定されるとともに、グローバルな教育や英語教育の受け皿として期待されています。
開校4か月後には、IB World Schoolとして認定され、東海地区初、全国でも希少なボーディングスクール(全寮制)の国際教育機関です。
気になる学費は、寮費込みで3年間で1100万円、ということです。
1月、2月にはオープンキャンパスも行われたようです。
また、3月末には実際に1~3泊を在校生とキャンパスで過ごし、ハーバード大学など世界トップクラスの学術機関で実践されている「ケースメソッド」というリーダー教育手法を用いた体験授業などを体験できるスプリングスクールも予定されているようです。(満席 2024年3月21日時点)
現在、愛知県では探究的で発展的な学びを重視する動きがあります。
ゆとりのある計画的な教育などを実現するため、明和高校(名古屋)、津島高校(津島市)、半田高校(半田市)、刈谷高校(刈谷市)の4つの県立高校では付属中学校を設置して中高一貫教育を導入することが決定しています。
一貫校となることで、中学高校の6年間を通した学び、経験ができるようになります。
愛知県は、進学先・就職先もすべて県内で完結すると言われますが、教育面が充実していて魅力的な進学先があるということが要因のひとつなのではないでしょうか。
子育て環境においても充実している愛知県に暮らし、思い切り働きたいとお考えの方は、ぜひ愛知での転職はリージョナルキャリア愛知にお声がけいただければと思います。