お知らせ 2022年8月3日(水)
静岡労働局から、6月の静岡県内の雇用情勢について発表がありましたので、詳しくお伝えします。
■現在の静岡県内の雇用情勢概況
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● 求人倍率 ≫≫≫ 有効求人倍率: 1.31倍 (前月比 +0.03pt)
● 求職の状況 ≫≫≫ 新規求職者数:10,753人(前年同月比 +1.5%)
● 求人の状況 ≫≫≫ 新規求人数 :24,404人(前年同月比 +14.7%)
静岡県の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.03ポイント上回る1.31倍だった。
6カ月連続で前月を上回った。
夏の観光需要の回復にともなう消費増を見込む宿泊業、小売業を中心とした非製造業の伸びがけん引した。
製造業も堅調な水準が続くが、部品不足や原燃料価格の高騰などにより伸びが緩やかになっている。
雇用の先行指標とされる新規求人倍率(同)は前月から0.14ポイント上昇し2.39倍となった。
新規求人数は2万4404人と前年同月から15%増えた。
業種別には宿泊業が2.2倍、小売業が54%増など非製造業を中心に伸びた。
一方で製造業は自動車メーカーの減産に伴い自動車部品メーカーが4%減となるなど伸び悩んだ。
静岡労働局は今後の見通しについて「人手不足感は続いているものの、
企業からは原燃料価格の高騰が経営に影響しているとの声も聞かれ、雇用に与える影響を注視する」と話した。
また、静岡財務事務所は7月の県内経済情勢で、
雇用情勢は人流の回復や有効求人倍率の上昇傾向が続いていることから
「緩やかに持ち直しつつある」に上方修正した。
(参考:日本経済新聞 2022/07/29・08/01)※すべて季節調整値
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<有効求人倍率とは>
厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。
【算出方法】
有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)
【数字の見方】
倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある)
倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況)
倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)
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※景気動向指数としての側面
労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、
有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」
景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、
新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。
● 有効求人倍率(季節調整値)は 1.31倍 /対前月 0.03pt 増加
● 新規求人倍率(季節調整値)は 2.39倍 /対前月 0.14pt 増加
● 正社員の有効求人倍率(原数値)は 1.05倍 /対前年同月 0.16pt 増加
出典:静岡労働局「職業安定業務統計資料」
https://jsite.mhlw.go.jp/shizuoka-roudoukyoku/content/contents/001209006.pdf
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求職の状況
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● 新規求職者数は 10,753 人 / 対前年同月比 1.5 % 増加
(一般/対前年同月比 0.1% 増加、パート/対前年同月比 4.0% 増加)
● 雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は 14,751 人 / 対前年同月比 7.7 % 増加
● 雇用保険受給者実人員 11,498 人 / 対前年同月比 10.7 % 減少
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求人の状況
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新規求人数は 24,404 人 /対前年同月比 14.7 % 増加。
(一般/対前年同月比 14.6 % 増加、パート/対前年同月比 14.8 % 増加)